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書評集は割と好きです。
この「枕元の本棚」も好きな本。

著者は小説家の津村久記子。
小説家が書評集を書くと、小説関係などの本を書評することも多いですが、この本はジャンルが色々で面白い。


児童書から学術書、スポーツ本や哲学書まで幅広いラインナップで楽しませてくれます。

するとやっぱり紹介されている本を読みたくなるのが人情というもの。

というわけで
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図書館で借りてきました。(「暮らしのヒント集」暮らしの手帖社)

暮らしのヒントになる短い言葉が500個くらい載っています。

「天気がよかったら、歯ブラシに日光浴をさせましょう。」

とか、

「フルーツや野菜は、常温が一番おいしく食べられます。」

とか、

あ、そうなんだ、やってみようかな
、と思えることが沢山載っていて、眺めるだけでもワクワクして楽しい。

次は「100の地点でわかる地政学」とか普段まったく読まない本にでも挑戦してみようかと思ってます。





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by mamesyakuhachi | 2017-08-14 00:01 | 複数著者など | Comments(0)




ブックレビューサイト、ホンシェルジュの三回目の記事です。

今回は好きな書評集を集めてみました。

http://honcierge.jp/articles/shelf_story/350

ぜひご覧ください。

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ところで書評集やら本の紹介本やらを巷で見つけると取りあえず手に取ってしまいます。

なので、こんな本や、

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あとはこんな本も。

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そんな状態なので先週は「百年の誤読」岡野宏文・豊﨑由美(ちくま文庫)という書評集を読了。

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辛口かつ笑いがあって、読み止まらぬ面白さでした。

この書評集は20世紀のベストセラーを稀代の本読み二人がバッサバッサと書評していく内容になってます。

なつかしい作品もたくさん。
世界がもし100人の村だったら」とか「マディソン郡の橋」、「失楽園」やら「ハリーポッターと賢者の石」やら。
(ああー、ここにあげた本、僕は全部読んでない……)

かたや、20世紀前半は教科書や文学史でチラ見した作品もたくさん。
金色夜叉」やら「みだれ髪」、「山椒魚」やら「放浪記」など。
(ああー、ここにあげた本も全部読んでない……)

未読本も沢山ありましたが、そんな事は気にせず読み続けられました。
やはり取り上げてあるのがベストセラーだけに、なんとなくの知識で充分楽しめました。



ところで書評集ばかり読み漁っていると思うのは、
「書評集を書評した本はないのか?」
という事です。

誰か知ってたら教えて下さい。


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今週はこれにて以上です。
更新は毎週月曜日。
次回は7月25日です。
読んで頂きありがとうございました。
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by mamesyakuhachi | 2016-07-18 02:52 | 複数著者など | Comments(0)


今週は二冊紹介します。

どちらも人との繋がりの中で出会った本です。


『イラストで読むルネサンスの巨匠たち』杉全美帆子/著(河出書房新社)

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お世話になっているお琴の先生の息子さんからお借りしている本です。

その息子さんは現役美大生なので、絵画についての知識がとても豊富。

僕の方から「絵画入門として読みやすい本はないですか?」と伺うと、なんとその場で二冊ほど貸して下さいました。

そのうちの一冊がこちらの『イラストで読むルネサンスの巨匠たち』。
タイトルの通りイラストが豊富で、しかもオールカラー。
漫画仕立てで巨匠たちの足跡をたどることができます。

ルネサンスといえば、遠近法の発展や、解剖学的な見地からのリアリズムの追及・・・
という事が言われるようですが、こういった事を文章だけで言われても、読みこなすのは大変です。
なので、イラスト付きはとても助かります。

この本では、ほのぼのとした漫画でルネサンスを噛み砕いて紹介をしてくれています。
そして、巨匠のエピソードも豊富。
「ミケランジェロはダヴィンチの事が嫌いだった」
「フィリッポ・リッピは女好きで女性を描くのが得意」
などなど。巨匠の人間性を覗けるのも本書の魅力です。

お借りしているもう一冊『ペンブックス1 ダ・ヴィンチ全作品・全解剖。』池上英洋/監修(阪急コミュニケーションズ)も半分くらい読み進めています。

「ダヴィンチやらルネサンスやら、すごいすごいって人は言うけど、いまいち良く分からん!」という方(それは僕です)にオススメです。



『ワセダ三畳青春記』高野秀行/著 (集英社文庫)

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高野秀行さんという作家はそれまで一冊も読んだ事がなかったのですが、読書会で知り合った方からすすめて頂き読了しました。
そもそも、この本を知ったきっかけは今月頭に参加した読書会(池袋天狼院書店でのファナティック読書会)での事でした。

読書会で高野さんの本を情熱的に紹介されている方がいて、興味を抱きました。
その場で僕から「高野さんの本で最初に読んで欲しい本を教えて下さい。」と伺ったところ、

『うーん、とても迷いますねぇ。「ワセダ三畳青春記」かなぁ。ああ、でも「アヘン王国潜入記」もいいし。いや・・・、あっ、そうだ「幻獣ムベンベを追え」も非常に素晴らしいんですよねぇ。決めかねるなぁ・・・・・。』

そのお言葉を聞いた瞬間に「ああこの方の熱量、ハンパじゃない」と思いました。
(ちなみに高野さんの本のタイトルが個性的なのは、高野さんは辺境ライターという肩書で世界各地の誰も行かないような場所を旅してルポをまとめているからです。)

というわけで教えて頂いた中から『ワセダ三畳青春記』を読了。

舞台は著者が20代を過ごした早稲田にある野々村荘という風呂無しアパート。そこで繰り広げられる笑いと涙のエピソード集をまとめた本になっています。

守銭奴というあだ名のドケチな住人、司法試験合格を目指して10年以上浪人し続けるケンゾウさん、溜まり場目的で集まってくる早稲田の後輩たち。
個性的な住人や学生たちのエピソードも笑えるのですが、泣けるのは大家のおばちゃんのエピソードです。(ピンポン大会のエピソードなど感動的です。詳しくは是非実際に読んで欲しいです。)

読了後は二冊目『アヘン王国潜入記』を図書館で予約。

未知の作家との出会い、紹介して頂いた方に感謝です。

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今週はこれにて以上です。
更新は毎週月曜日。
次回は2月22日です。
読んで頂きありがとうございました。

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by mamesyakuhachi | 2016-02-15 00:01 | 複数著者など | Comments(0)

『必笑小咄(こばなし)のテクニック』米原万里/著(集英社新書)

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人に話したくなるような、ちょっと笑える話。
会話のアクセントに使える機転のきいた話。

そんなジョークや笑い話を沢山あつめ、紹介と分析をした本書。

実際の小咄が沢山紹介されているので、それを読むだけも楽しい。

例えば、

---------------------
地獄の悪魔代表チームが天国の天使代表チームにサッカーの試合を申し込んだところ、天使側は快諾した。
「ああ、いいですよ。でも、勝ちはこちらがいただきですね。だって、いいサッカー選手、ほぼ全員、こちらの住人になってますもん」
「そりゃそうかもしれんが、やはり勝ちはこちらがいただきだね」と悪魔側。
「何しろ、審判はどいつもこいつも、こちら側の住民になったからね」
(134ページ)
---------------------

もう一つ。

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注文してから料理がなかなか来ないレストランでわが友人の作家はこう言った。
「すみませんが、わたしがメンチカツを注文したウェイトレスさんは、ひょっとして退職されたんじゃないですか」
(115ページ)
---------------------

さらに、もう一つ。

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真夜中、明らかに酔っ払って足取りおぼつかない男を巡査が呼び止める。
「ちょっと、お父さん、これからどこまで?」
「やあ、お勤めご苦労様です、お巡りさん。自分は酒の害毒に関する講義を聴きにいくところであります」
「こんな真夜中、誰が講義をすると言うの!?」
「女房に決まってるじゃないですか」
(146ページ)
---------------------

読みながらちょっとニヤニヤです。
本書の良いところは単なるジョーク集ではなく、ジョークの分析と各章ごとにジョーク作りの練習問題があるところです。

本書に載っている練習問題から一つ皆さんにも解いてもらいましょう。

次の問題文の情報提供の順序(話の順序)を入れ替えることで笑い話にしてみてください。

まずは例題。

---------------------
(問題文)
劇評家が演出家に嫌みを言う。
「昨晩は君が演出した舞台を見たけれど、退屈で居眠りしちまったよ。おかげで夜は一睡もできなかった」


(回答例)
劇評家が演出家に。
「昨晩は君の演出した舞台を見たせいで、夜は一睡もできなかったよ」
「うれしいこと言ってくれるね。シニックな君の心をそこまで揺さぶったとはねえ」
「いやあ、単に劇場でぐっすり眠れたおかげなんだけどね」

---------------------
と、こんな感じです。(ちなみに回答はあくまで一例)

では問題。

---------------------
(問題文)
当館の訪問者数はあまりにも少ない。世界的にも希有な歴史的遺構や遺物を数多く展示しているというのにもったいないことです。
---------------------
それでは回答例・・・。

・・・

・・・

・・・

回答例は・・・本書を手に入れて、お読み下さい。

・・・というのは、ちょっと不親切ですね。

回答例は来週月曜日に更新する本ブログで紹介します。

なので、来週も読んで下さいね。
今週はこれにて以上です。

読んで頂きありがとうございました。


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by mamesyakuhachi | 2015-11-16 00:01 | 米原万里 | Comments(0)

最近読んだものを何冊か。

『にょにょっ記』穂村弘/著(文春文庫)
『君がいない夜のごはん』穂村弘/著(NHK出版)

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穂村弘さんのエッセイは駄作なし、死角なし、ハズレなし。

常に抜群の面白さです。(ちなみに穂村さんの本業は歌人)

素敵な男性に見られるようにパスタの種類(タッリアテッレとかファルファッレとか)を覚えようとするも、頭がついていけず挫折。しかたなくパスタをあきらめ、好物の菓子パンを食べる穂村さん。
ちょっと自意識過剰で自嘲気味ですが、そこが笑えます。
ニヤニヤしながら読めるエッセイです。

新刊『にょにょにょっ記』も読みたい。

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『羅生門・鼻』芥川龍之介/著(新潮文庫)

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たまには苦手な古典を読まねば、と思い高知のブックオフで購入。
本書の中の「邪宗門」。
途中からSF映画の陰陽師みたいな展開になります。摩利信乃(まりしの)法師と横川(よかわ)の僧都との法力合戦、そして堀川の若殿の参戦。

この後どうなるんだろうとハラハラしながら読んでいたら、なんとクライマックスで「未完」の文字。

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ええー!

・・・み、未完。
結末が気になる。


『頭は「本の読み方」で磨かれる』茂木健一郎/著(三笠書房)

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岡山の駅ナカ書店で購入した本書。
面白くて2時間で読了。

テレビでも活躍する茂木さん。
本書は読書論になっていますが、エッセイと評論の中間ぐらいの内容なので読みやすく分かりやすいです。
そして何より茂木さんの語り口が良いです。謙虚で押しつけがましさがありません。

「本ぐらい読まなきゃな」と思ってる方には読書入門としても良いと思います。

しかし、茂木さん、やはり賢い方です。なんせ高校時代でニーチェを読んでたそうです。
僕も思いあまってニーチェの『悲劇の誕生』を読んでみました。

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が、理解できず挫折。
・・・あああ、もう35なのに。

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今週はこれにて以上です。

更新は毎週月曜日。
次回は9月28日。

読んで頂きありがとうございました。



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by mamesyakuhachi | 2015-09-21 00:01 | 複数著者など | Comments(0)

先週は高知県にて四国学生邦楽連盟(四邦連)の夏期合宿に参加してきました。
四邦連とは四国の大学に所属する和楽器サークルの集まりです。
今回、僕は高知大OBというつながりもあり、講師として参加させて頂きました。

合宿地は高知市内の桂浜を間近に臨む場所、景色がとても綺麗でした。

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若い学生達と交流しながら、僕も15年前はこんな風にサークル活動を頑張ってたんだなぁと懐かしく思い出していました。

今回のご縁を頂いた菊由瀬育子先生、誠にありがとうございました。そして平素から私の事を気にかけて下さっている山﨑愛山先生、菊由義数子先生、汲田拓山先生の諸先生方にも深く感謝申し上げま
す。

3日間の四邦連に参加された学生さん達、幹事校の高知大学の後輩たち、お疲れ様でした。

- - - - - - - - - - - -

四邦連が終了した翌日は久しぶりに高知大学の朝倉キャンパスへ。
約10年ぶりに部室を訪れて、なつかしいノートを見つけました。

今週はそのノートを紹介本にします。

『つぼみ』高知大学邦楽部部員/著(2001年3月20日~10月16日版、2003年9月21日~11月25日版)

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この『つぼみ』は高知大学邦楽部の部室に置いてある部員間の連絡帳兼、雑記ノートです。
当時の部員達が書いたノートなので、元部員にしか分からない書き込みばかりですが、少しでも面白さが伝わるように紹介してみたいと思います。

中の書き込みを分類し、解説しながらいくつか紹介します。

【1】 サークル活動に関する書き込み

『和室の鍵、借ります』(2003年10月14日)
→サークルの練習場所である和室の鍵を借りた事を伝えている書き込み。部室と和室の行き来が頻繁にあった為、この類の書き込みがダントツに多かったです。

『昼、部長と練習の約束。ジュースとメロンパンを買ってきて、1人で練習開始。するとメールが・・・ 「今日昼、やっぱダメ。」 死ね、ボケ!!』(2001年5月17日)
→この時の「部長」は私、遠藤です。ごめんね、後輩。

『定演用置きビラ2種×40枚。千鳥印刷。完了』(2003年10月22日)
→「定演」とは年に一度の定期演奏会の事です。「千鳥」とは卒業生のために毎年作成する邦楽部版の卒業文集です。それらを作成したよ、という書き込みです。

『定演マデあと26日!』(2003年11月17日)
→定演間際になると見かける書き込み。僕も「あと○○日!」と焦っていました。


【2】 大学の講義やテストに関する書き込み

『今日成績もらってきました。大変優秀でした。よくがんばった。感動した!』(2001年8月28日)
→「よくがんばった!感動した!」は当時の首相、小泉総理の流行語です。時代を感じます。

『授業の合間に竹をふく。気づいたらもう4限がはじまっとる!なんてこったい。』(2001年6月1日)
→書き込んだのは当時の僕(21歳)です。その頃は部室で竹(尺八の事です)ばかり吹いてました。

『テスト終了!!教官の名前が本当に問題として出てた・・・。』(2001年7月31日)
→テスト期間になると普段出席してない学生たちは友達のノートをせっせとコピーしていました。教官はせめて名前くらいは覚えて欲しかったんでしょう・・・。

【3】 独り言や意味不明な書き込み

『今日はやけに空がブルーレジェンドだぜぃ』(2003年9月22日)
→後輩の書き込み。今読むとだいぶ恥ずかしいです。ちなみに「ブルーレジェンド」という和楽器の楽曲があるので、それをフィーチャーしてるものと思います。

『あぁ・・・軍曹・・・。もし来たら・・・あ!来た!!』(2003年10月5日)
→「軍曹」とは後輩のあだ名です。が、内容は意味不明。軍曹に追われていたのでしょうか。

『あめあめああめあめめめあああめめめあああああめめめめめぁああああああああめめぁぁあああああめああ』(2003年10月20日)
→意味不明です。雨?飴?

【4】 部員によるイラスト(解説なし)

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(2001年8月2日)




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(2003年10月11日)




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(2003年10月24日)





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(2003年10月20日)


と、まぁこんな感じです。

僕は高知からの帰りの電車でニヤニヤしながら読んでいました。

元部員の皆様、お元気ですかー?

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ところでコンサート出演のご案内を一件。
急きょ出演が決まったコンサートです。

『セプテンバーコンサート2015 音楽で平和を考える 9.11NYで産まれた入場無料のコンサート』

【日付】2015年9月8日(火)、10(木)、11(金)、14(月)
【時間】18:00open/19:30play
【料金】無料(1stドリンクのみ500円のみ受付にて頂戴します)
【場所】アート・カフェ・フレンズ(東京都渋谷区恵比寿南1-7-8恵比寿サウスワンビル地下1階、地図

僕は9月10日(木)の21:30頃に出演予定です。
尺八ソロと朗読をしたいと思っています。
詳しくは会場のHPをご覧ください。

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今週はこれにて以上です。
更新は毎週月曜日。
次回は9月14日。
読んで頂きありがとうございました。



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by mamesyakuhachi | 2015-09-07 00:01 | 複数著者など | Comments(0)

先週、気づいたらこんな格好でステージに立っていました。

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そして、なぜか太鼓ばかり叩いてました。

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今日はこれから読みたい本を何冊か。
表紙がどれも個性的です。

深沢七郎「言わなければよかったのに日記」(中公文庫)
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「楢山節考」で有名な深沢七郎のエッセイ。
何といってもタイトル&表紙に目がいきます。
「言わなければよかったのに」と思いがちな僕に合っていそうです。



エドワード・ゴーリー/著、柴田元幸/訳「むしのほん」(河出書房新社)
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昨年末に出版されたばかりのゴーリーの絵本です。
ゴーリー独自の虫達に興味がそそられます。
そういえば最近は柴田元幸さん関連の本ばかり読んでいる気がします。



青山南ほか83名/著「冬の本」(夏葉社)
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見開き2ページの短いエッセイを沢山の作家が書いてます。
先日ちょっと立ち読み。
読んだのは能町みね子によるグリーンランドについての話。
寒い冬にあったかな気持ちになれそうです。



杉浦茂「猿飛佐助」(ちくま文庫)
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こちらは漫画です。
画風はほのぼのでかわいいのに、中身は劇画調でナンセンスらしいです。
相反するテイストの同居に今からワクワクします。


今日はこれにて以上です。
毎週月曜日に更新。
次回は2/9です。
読んで頂きありがとうございました。

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by mamesyakuhachi | 2015-02-02 05:53 | 複数著者など | Comments(0)

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「これは内緒だけど。」

…と言われると、興味をそそられます。
ですが、出来れば聞きたくないです。
なぜなら、ついつい他人に話したくなるからです。

でも、それより面倒なのは
「内緒にしといた方がよさそうな雰囲気の話」です。

明確な束縛がないだけに、扱いが内緒話より難しい。
微妙に親しくない人や気まずくなる人と一緒のときに、話のネタが無くてつい話してしまう事があります。

そして、すぐに後悔。

あー、早く器用な大人になりたい。

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穂村弘 「本当はちがうんだ日記」(集英社)


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本当はちがうんだー…、と僕もよく思います。



電車の中。
先日、僕の向かいの席に真面目そうな女性が座って読書をしていました。
そのタイトルを見ると
「風と共に去りぬ」
僕はいじっていた携帯をそっと鞄にしまって、
川端康成「雪国」をおもむろに、
そして僅か(ほんとに僅か)ばかり表紙が見えるように読み始める。
…って向うは全く気にしてないから。



街中で。
真面目なトーンで「はい。…そうです。」と電話をしてる男性。
きっと仕事の電話です。
「そうです。」という言葉を聞くたび頭の中に、いつも余計な一言が浮かんできます。
「そうです。…わ、わたしが…変なおじさんです!」と言ってくれないかな…と不謹慎に思ってしまいます。
言うわけないよな。そんな事。



演奏会。
学校公演や和楽器普及コンサートのMCで
「今日初めて和楽器を聴く人、手を挙げて下さ~」と言う時があります。
なのに逆に自分が観客になった途端、同様の質問には手を上げない…。
だって恥ずかしいんです。
なんか自己矛盾…。こんな事でいいんでしょうか。



カラオケ。
好きですが苦手です。
まず選曲に迷う。
マイナーな曲、長い曲、やたら暗い曲…自分勝手は駄目だと思い、なるべく慎重に選曲します。
そして意を決し、これだ!と思い入力。順番が来て、歌い始め、曲は中盤へ。
画面に「間奏 30秒」の表示。
…なぜこんなに間奏が長いのでしょうか。
スピーカーから流れるギターソロ、ピアノソロ。僕は為す術なく薄笑いで佇む…。
絶望的に気まずい時間。とても耐えられません。



そんな「ほんとは違うんだ…!」と、思う方々に本書を強く推薦します。




今日はこの辺で以上です。
毎週月曜日に更新。
次回は5月12日です。

読んで頂きありがとうございました。

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by mamesyakuhachi | 2014-05-05 10:51 | 穂村弘 | Comments(0)

横浜ランドマークタワー69階の展望台。
無料チケットを頂いたので登ってきました。

当日はあいにくの雨模様。

チケット売り場で係員の方が「今日は天候不良で視界が良くないのですが、よろしいでしょうか」とかなり申し訳なさそうな雰囲気。

僕は「大丈夫ですよ~」と返答。
視界悪いって言っても、まぁちょっと景色見れればいいやと思ってました。(無料ですし)

そしたら


南側、なんも見えない。
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北側・・・ちょっと見える。

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でもガラスに近づいて下を見れば

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まぁ少し・・・、見える。

こりゃ係員の方も気を遣いますよね。

やっぱ俺は悪運が強いです。
でも逆にガラガラで貸し切り状態でした。

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今日の本です。

益田ミリ「青春、手遅れ」(角川学芸出版)

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益田ミリ隠れファンの僕です。(隠れ・・・は要らないか)

著者の作品(漫画からエッセイ、小説)はだいたい読んでます。
ほのぼのエッセイの他に、アラサー独身女子の日常を繊細に描いた「すーちゃん」シリーズも好きです。
日常の些細な事に立ち止まり(益田ミリは「ちょっと立ち止まる率」高し)、悩みながら進んでいく姿が良いです。

話が横道にそれますが「すーちゃん」シリーズの第二巻のタイトルが「結婚しなくていいですか。
」なんですが、このタイトルが良いです。
世間体と現実、「結婚しない」とも「結婚したい」とも言い切れない微妙な気持ちをよく表現してるなぁと思います。


えー、話を元に戻し「青春、手遅れ」
この作品はほのぼのエッセイ&漫画です。

青春の代名詞と言えば、学生時代ですよね。

著者は学生時代にしたくても出来なかったあれこれ(制服デート、自転車ふたり乗り、男子に校門で待たれる)等々に未だ憧れを抱きつつ、戻らない「青春」に「もう手遅れかぁ~」と思いを馳せています。

ちなみに僕の青春時代。高校は男子校でした。
(いや、正確に言えば、わずかに女子はいましたが、棟が違うので、基本的に交流なし)

文化祭、体育祭、修学旅行など女子との楽しい思い出は・・・皆無です。

なので妄想ばかりが膨らんでました。


それで文化祭といえば、憧れるこんな場面・・・。


準備で遅くなった二人。
脚立を支える女子。

「ちゃんと支えてろよ」と男子。
次の瞬間。

ドンガラガッシャーン

「アイタ、タ・・・。だ、大丈夫か・・・」と男子。

「う、うん。・・・でも、いつまで私の上に乗ってるの・・・?」

「ゴ、ゴメンっ!」(二人は赤面)


・・・あー、壮絶に馬鹿馬鹿しい。

まーこの後二人は準備に手間取り、二人きりで下校・・・って、もう書かなくていいでしょう。


まぁ僕の青春も手遅れ。

でも、きっと皆さんにも青春時代にしたくても出来なかった事があるはず…と思います。

あの頃は下らない事を考えてたなぁ…、と共感できる気楽なエッセイです。


今日はこの辺で以上です。

更新は毎週月曜日。次回は4月14日です。

読んで頂きありがとうございました。

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by mamesyakuhachi | 2014-04-07 10:14 | 益田ミリ | Comments(0)

花粉症です。10年前からです。

毎年この季節の外出時はマスクしてますが、去年からはメガネもしてます。
なんといっても目がかゆい。そして寝るときに鼻がつまって息苦しい。

しかし高知にいたときより、東京の方が楽です。
高知は杉が多いのでしょうか・・・?

ところで本の紹介です。

日本エッセイストクラブ編「耳ぶくろ」(文春文庫)

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この本は1983年(昭和58年)に発表されたエッセイの中から日本エッセイストクラブが選んだエッセイ集です。
著者の有名無名、自薦他薦とわず選んだエッセイが60編あまり収められています。

たまたまブックオフで移動中に読めそうな軽い本を探していたら見つけた本です。

一般人から新聞記者、作家や大学教授、評論家など・・・ジャンルも様々で、5~6ページのごく短いエッセイばかりで読みやすいです。

しかしながら、それぞれの本職に根差した話や普段の生活で感じる話など、情緒や知識が感じられる話が沢山あって良いです。


東京、中央区佃島に未だ残る祭りと“村”の精神を暖かに綴った「遠い潮騒のように」
趣味がたき火。その奥深さと楽しさを語った「内証の話焚火道楽」
お店や家庭では決して食べることのできない「漁師料理の旅」
サイコロの不確定性と運命、そこに味わいをみる「賽子と渦」
名落語家のさっぱりとした生き死にを描いた「金原亭馬主の死に方」


などなど・・・

それぞれの話はごく短いので、専門書のように深い知識を得る事はできませんが、
かえってそれが気軽なので少しだけ別な世界を知るきっかけになります。

電車でいえば2~3駅ぐらいでちょっと読めて、少し考えさせらりたり、気持ちがあったかくなったりします。


こんな本を読んでれば少しは花粉症も紛れるかなと思いつつ・・・

今日はこの辺で以上です。

毎週月曜日に更新。次回は3月17日です。

読んで頂きありがとうございました。
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by mamesyakuhachi | 2014-03-10 22:55 | 複数著者など | Comments(0)