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最近は暇になったら美術館ばっかりに行ってます。

でも、俺の鑑賞方法はちょっと変わってて、作品をほぼ素通りで鑑賞してます。

え、美術作品は1つ1つじっくり見るものでしょ!?

という声も聞こえてきそうですが、まー1つ1つ見てると、疲れるんすよね。

じゃ、楽しんでないんじゃないの?って言われそうですが、いやいや素通りでも美術館は超楽しいんです。

この楽しさを誰かに伝えたい、そんな思いを込めて(誰にも頼まれてないのに)、素通り鑑賞方法をご紹介します。


【1】説明文は読まなくていい!素通り上等!

展覧会にいくと、まずパネルに「画家の生涯」やら「展覧会の主旨」みたいなものが書かれています。
俺ははっきり言って、ほぼ読みません。素通りです。

なんでかって……疲れるからです!

美術館に通い始めのころは熱心に読んでました。パネル。

でも、見終わっても全然頭に入ってない!

ターナー展では「風景画家だったんだな、ターナーって」ぐらいしか覚えておらず、モネ展では「そーかー、モネは庭が好きだったんだな」ぐらいだけ。

そんなこと、ウィキペディアで調べれば充分っすよ。

大事なのは、何より作品!
せっかくこの機会にしか見れない作品があるんだから、それをまずを見ましょう。

そもそも美術って頭で覚えるものじゃなく、体感するものっすから。

そんで「やばい、この絵、なんかいい。」

そう思ったらパネルを読めばいいんです。
そしたらパネルに書かれていることへの理解度も急上昇っすよ。


【2】全部の作品を熱心にみなくていい。ソファに直行!

はい。これも疲れるからです。
美術館に行くと、みんな最初から熱心にじっくりと鑑賞しています。

でも、俺にしたらはっきり言って疲れるし、いちいち並んで見る気になれない。
俺は作品を少し見たら、ずんずん進んで言って、広い展示室の椅子やソファに座ります。

そして、ソファに座りながら、過ぎていく鑑賞者を見たり、遠くに見える絵を見るともなしに見たり、ソファに置いてある図録(展覧会用に美術館が作った作品一覧みたいなもの)をパラパラめくってみます。

そんでまた、おもむろに立ち上がって鑑賞に入ります。

ちなみに、このソファに座るという行為には、「美術館という空間を楽しむ」というメリットもあります。
だって、美術館はそれ自体が人に安らぎをもたらすような建築構造になってることが多いんすから。


【3】あなどるなかれ「素通り効果」

基本的に最初は全作品をガンガン素通りです。

気合いが入ってる企画展ほど点数が多いので、まずは展覧会の全容を知るために素通りをします。

そして、この「素通り」。
全容を知る目的以上に、すごい発見があるんです。

それは「気になる作品は素通りしようと思ってもできない」ということ。

これ多分、体が直感的に「これは俺のための作品だ!」って伝えようとしてるんだと思うんすよね。

(ま、展覧会によっては全部素通りできて「あれっ」って思う事もありますけど…)

んで、出口前まで来たら、入口まで戻りながら、気になる作品を鑑賞するって感じでOKです。


【4】付属図書室で好きな画家を探せ!

大きな美術館にはだいたい付属施設として美術書専門の図書室がついてるんすよ。

(たとえば国立新美術館だったらこんなの

そこには自館はもとより他館が過去に行った図録やら、国内外の画集やら、美術系書籍・雑誌が置いてあったりします。

そして、ここは人気がないのか、いつ行っても人が少ない。

なので気になる画集が見放題、読み放題なんすよ。


【5】人がいないタイミングを狙え!

大きな美術館の目玉展覧会はだいたい混んでます。
都内だったら国立新美術館とか東京都美術館とかの土日はだいたい混みあってます。

せっかく非日常や癒しを求めてきたのに、人が多くてうんざりってのは本末転倒。

だからつって、平日の昼間に行けるかって行ったら、普通の勤め人は行けるわけない。

じゃーどうするかって話なんですけど、解決策を3つほど。

《その1》夜間開館時間を狙う

都内の美術館は、金曜、土曜とか限定で夜間まで開館時間を延長してることがあります。
その時間は比較的すいてることが多いので、ねらい目です。

以前行った、丸の内の三菱一号館美術館はすごく良かったです。
人が少ないことはもとより、夜の中庭とレンガ造りの建物の美しさにうっとりっすよ。

《その2》会期終わり間際は避ける

会期の終了間際は混みあいます。なので会期始まって少し経ったぐらいで行くのが、比較的すいてると思います。
若冲展の終わり間際とかすごい行列だったらしいっすよね。

ちなみに、こんなサイトもあります→あの展覧会混んでる?

《その3》そもそも混みあう展覧会に行かない

この《その3》。実は俺が最も勧める方法です。
展覧会って、都内の大きな美術館の企画展ばかりが注目されがちです。
(やれ、「〇〇が日本初上陸」だとか「幻の〇〇」とか)

そういう企画展ばかりに注目するんじゃなくて、常設展を楽しんだり、小さな美術館とか地方美術館とかを楽しむって方法もあるんすよね。

家の近所に熊谷守一美術館っていう小さい美術館があるんすけど、人が少なくてゆっくり見れるんすよ。
展示室に自分ひとりだけになって、作品と向かい合えるのってすごく贅沢だし、何より感動するんすよ。


おわりに

まーつらつら書いてきましたけど、美術館は楽しいんすよ。
友達と出かけてもいいけど、一人で行くのも超オススメです。

んで友達と行っても、鑑賞は別行動のほうがオススメです。
見終わったあとにカフェとかで感想言い合うのも楽しいっすよ。

思っていたことを言語化すると、記憶に定着したり、自分の考えがはっきりわかるようになるんです。

都内はもとより全国には沢山の美術館やギャラリーがあるんで、みなさんも行ってみましょう!

素通りで!












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by mamesyakuhachi | 2017-07-10 00:01 | 美術館 | Comments(0)


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展覧会に行きまくっていたら、家でも美術を楽しみたいという気持ちがムクムク湧いてきました。

と言っても絵画を買う余裕なんてそもそもないし、画集だって値段は高い。

じゃあ古本なら少しは安いに違いない、そう思って探し出しました美術書専門の古書店。

東京の飯田橋にあるアルテリアというお店です。




敷居たかそうですけど、たくさんの画家の作品があるみたいだし、行ってみよう!

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……チャリで!

野を越え、山越え

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はい、40分かけて到着です。

入るぞ…、と思ったら

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まさかのク、クローズ??

HPには平日19時までって書いてるのに…(行った日は平日の18:30頃)

うーん、でも中の灯りはついているから、意を決してGO!


……そしたら、ちゃんと営業中でした。

ちょっと緊張しながら入ると、意外にも満面の笑顔で迎えてくれたの店主さん。
(ちなみにクローズの札はうっかりしていただけ、とのこと)

店主さんの笑顔に背中を押されて、目当ての画家を聞いてみることにしました。

「あ、あの、サイ・トゥオンブリーありますか?」

「ああ~、ありますよ。このまえ売れちゃったから少しだけ、ですけど」

そして三冊みつけて頂きました。その中に特に良かった画集が一冊あったんですが、値段が2万円越え……。

思わず「高いっすね~!?」と口がすべってしまったのに、店主さんは少しも嫌な顔をせず「そうですね~」と笑顔のまま。

そんな姿勢にまた背中を押されて

「パウル・クレーはありますか?」と聞いてみたら

「ありますよ~。こっちですよ~。」とのお返事。

ということで見つけたのが下の図録。

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きっと高いんだろうな……と思ったら

なんと600円。

えっ…!やすっ!

店主さんいわく「この図録は佐谷画廊という所で開催された展覧会のときのものです。佐谷画廊は今無いのですが、すごく良い画廊だったんですよ。」

とのこと。早速購入。

続いて、店主さんに現代美術のオススメを伺ってみたところ

「うーん、オススメって難しいですね。ご自分で見て選ばれるのが良いと思いますよ~」

とのお言葉。そりゃそうですよね。

そんな中でお店の中から選んだのが下の二冊

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左が「セゾン現代美術館コレクション選」で右が「抽象表現主義展」の図録です。

中を開いて見ると、

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いいっす!

こんな立派な本なのに値段はそれぞれ1000円前後でとてもお手頃。

家でパラパラめくれば僕の生活にも潤いが生まれること間違いなし(!?)です。

よし、今度はお金を貯めてサイ・トゥオンブリーを買うぞ。

……というよりアルテリアで自分の好きな絵を探すだけでも楽しい時間かもしれない。

また行ってみよう~。






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by mamesyakuhachi | 2017-06-26 00:01 | 美術館 | Comments(0)

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知り合いの司書の方から勧められて、山梨県立美術館に行ってきました。

この美術館の売りは、なんと言ってもミレーです。
1978年の開館に合わせ、ミレーの「種をまく人」を思い切って購入、その後オープン二年で100万人という来館者数を達成したそうです。

こりゃ、おもしろそうです。

では早速出発。

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ここは朝7時前のバスタ新宿。
人影はだいぶまばら。
ここから甲府駅直通の高速バスがでています。

バスにのること2時間。

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甲府駅に到着。
駅の周囲は工事中。

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武田信玄も工事を見守っています。

話がそれましたが、甲府駅から市バスで美術館へ。
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15分ほどで到着。
公園のなかに美術館があります。

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入り口から入ってすぐ美術館に到着。
ミレーの肖像が掲げられています。

そして、この時は企画展「バロックの巨匠たち」も開催中でした。
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余談なんですけど、「バロック」のこのフォント、展覧会でよく使われてませんか?

話をまた戻して、美術館の中へ。
ここからは撮影禁止なので、お土産に買ってきたポストカードと遠藤のイラストでお楽しみください。

まず、なんと言っても、

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はい!

「種をまく人」です。

この時の遠藤の様子は

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うむむむむ、

たぶん、きっと、これは……

良い絵に違いない……汗

既に評価が定まっていて、かつ高額な絵を前にすると「感動しなければ!」みたいな感情が先にたってしまい、結局楽しめているのかどうかよく分からない心理状態に……

大行列のラーメン屋で並んでる間に期待値ばかりが上がってるような状況とでも言いましょうか…。

その他には

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「ポリーヌ・V・オノの肖像」という作品もありました。
個人的にはこっちの方が好きです。
だって美人なんだもの。

展覧会場を出ると、すぐ隣で萩原英雄という山梨出身の画家の展示もありました。

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「白の幻想 №1」

これ好きです。

ちなみにミレーを見ることのできる山梨県立美術館のコレクション展の入場料は510円。

安いッ!
もう一回!











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by mamesyakuhachi | 2017-06-05 00:01 | 美術館 | Comments(0)