サイン本とファン心理

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先月、紀伊国屋書店・新宿本店で第155回芥川賞受賞作「コンビニ人間」を購入し、イベント参加特典を入手しました。


昨日の日曜日にその特典イベント、トーク&サイン会があり、参加してきました。

定員50名のイベントで僕の整理券番号は3番。
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開店前から並んだため、かなり良い番号を入手。
こんなに気合いが入っているものの、実をいうと私、村田紗耶香さんの作品は「コンビニ人間」しか読んでいない。
「芥川賞受賞」という言葉に踊らされているミーハー中のミーハーなんです。

まあ、でも芥川賞にお祭り気分は付き物だろうという前向きな解釈で、とにかく楽しもうという気分で参加してきました。

「コンビニ人間」というタイトルについて村田さんが「安部公房みたいですよね」との一言で会場がどっと沸くという文学ファンならではの一幕があり、「そのコメントに反応しているお客さんも凄いよ」と僕は一人でニヤニヤ。


そして
「子供の頃に好きだった作品は?」という会場からの質問に
「シャーロックホームズや星新一です」とのコメント。
偶然ながら私、当日行きの電車で読んでいたのが星新一でした。
(かぼちゃの馬車/新潮文庫)

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う……、嬉しい。こんなちょっとの偶然で好感度はうなぎ登り。もはやファンになりそうです。



1時間ほどでトークショーは終わりサイン会へ。

ここで自前の「コンビニ人間」を鞄から取り出し、少し迷う。
読書の折につけた付箋が何か所も。

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外すべきか……。

あわよくば「きちんと読んで下さったんですね。」というコメントを頂けるかもしれないという淡い期待。
でも「俺はちゃんと読んだんですよ」という下心も感じなくもない。

うーん。
でも、まぁ短時間でそんな細かいところ気にしないだろう、という事でそのまま持参。

ドキドキしながらサインをして頂いていると、村田さんから
「お名前はなんとお読みするんですか?」
とのお言葉。
「ショウトウです。」と答え、
「実は芸名なんですよ。」と続け話題を広げようかと思ったものの、生来の引っ込み思案の為、何も言えず無言になる始末。

さらに、横にいらっしゃた編集者の方から
「たくさん付箋つけられていますね」
という付箋に関するコメントを頂戴。
「ああ、気づかれましたか~。そうなんですー。面白くて二度も読んだんです~。」
とは勿論言えず、「あ…、はい」だけ。

ああああ。


いやでも、サインはバッチリ頂戴しました。

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そして、イベント会場を後にして、売り場フロアで村田紗耶香さんの別の本も購入。
(「殺人出産」村田紗耶香/講談社文庫)
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さっそく読み始めてます。


村田紗耶香さんの作品を沢山読んでみようと思った一日でした。

(毎週月曜更新)




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by mamesyakuhachi | 2016-08-22 00:01 | 村田紗耶香 | Comments(0)




前回の記事では発売日前で買えなかった芥川賞受賞作「コンビニ人間」。

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(村田紗耶香/著、文藝春秋)

先日についに発売になったので、早速買いに行きました。



発売日の9:30ごろ。
紀伊国屋書店・新宿本店。

10時開店のため、人影はまばら。

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どうして開店前に来たかというと、実は訳がありまして。

「コンビニ人間」刊行記念イベント・トーク&サイン会の整理券が本日から配られるのです。

先着順なので、ちょっと早めに来て様子を見に来た、という次第なのです。

見た所誰も並んでいないので、とりあえず開店まで新宿をうろうろ。
そして開店直前に戻り、開店とほぼ同時に購入。

トーク&サイン会の整理券も無事に手に入れました。

やった!



では本題。

「芥川賞を早速読んでみたら〇〇時間で読めた」ですが、

読了までの時間は

1回目 1時間50分37秒
2回目 2時間21分27秒

でした。

(二回目の方が長いのは、小説内のエピソードが他のエピソードとどう呼応するかとか、考えながら読んでいたためです。)

この作品で意外だったのは「読み易かった」ということ。

過去の芥川賞作品ってかなり読みにくいんですよね。
(あくまで僕にとって、ですが)

抽象的だったり、感覚的だったりして読むのに骨が折れる。

なので、「コンビニ人間」も読むのにきっと苦労するだろう…と思いきや、肩透かしを食らうくらい一気に読めてしまいました。
そして、めっちゃ面白い。

帯文には「『普通』とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作」ってあるんですが、堅苦しい印象は殆どなく、僕はニヤニヤしながら一気読みでした。

主人公のコンビニ店員・古倉恵子や副主人公のフリーター白羽のキャラが立ってて楽しい。
二人の噛み合わないやり取りは漫才みたいです。

たぶん高校生以上なら無理なく読めるので、夏休みの読書感想文とかに困っていたら話題性と現代性もあるので、向いているんじゃないかと思います。
(帯文の「普通って何?」を軸にしても良いし、「同調圧力」みたいな事を軸にしても書けそうです。はたまた「コンビニ」という枠組みの中にある希望、みたいなのも面白うそうです)

来月のトーク&サイン会が今から楽しみです。


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今週はこれにて以上です。
更新は毎週月曜日。
次回は8月8日です。
読んで頂きありがとうございました。
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by mamesyakuhachi | 2016-08-01 00:01 | 村田紗耶香 | Comments(0)