このブログで昨年6月に行った『オススメ本を教えて下さい』という企画。

ブログ読者の方からオススメ本を教えて頂き、感想をブログに書くという企画でした。

その中で四冊目に紹介した本は小説『神々の山嶺』でした。(ちなみに、その時の記事はこちら

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実はこの小説、映画化され来月公開予定です。
タイトルは『エヴェレスト 神々の山嶺』、公開日は3月12日。


ところで先月。
東京新聞を読んでいると、この映画の完成披露試写会チケットが懸賞に出ていました。

おお、これは是非とも行きたいと思い、早速応募。


・・・すると、


なんと見事に当選。

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しかも出演者の舞台挨拶つき。
嬉しくて小踊りしました。

というわけで、今週のブログは、2月4日に行われた試写会のレポート記事にしたいと思います。


会場は東京都文京区にある東京ドームシティホール。
その名前の通り、東京ドームのすぐ横にあるホールです。

開場時間を少し過ぎた17時40分。
入口付近は既に少し混雑していました。

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写真には映っていませんが、左後方には長蛇の列。
当日券(があるのか不明ですが)を待っているのでしょうか。
50メートルくらい続いてました。
僕は当選ハガキがあるので、並ばずに座席指定券と交換できました。

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会場内は撮影禁止の為、ここからは遠藤によるイラストでお楽しみ下さい。(絵心がゼロですが・・・)

18時30分開演。

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開演するとTBSアナウンサーの杉山真也さんが登場。

暗闇の中でピンスポットに照らされ、「エヴェレストの標高は8848メートル・・・」との言葉から試写会はスタート。
会場は緊張感に包まれていき、出演者登場への期待感も高まっていきました。

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そして幕が開けられ、出演者と監督が登場。
(ちなみに登場時は華々しく金色の紙吹雪が舞いました。僕の画力では表現できませんが・・・)

登場されたのは、左から風間俊介さん、ピエール瀧さん、尾野真千子さん、岡田准一さん、阿部寛さん、佐々木蔵之介さん、甲本雅裕さん、監督の平山秀幸さんの8名です。

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その後、8名はステージ中央の台から降りて、ステージ前方へ。
進行を務める杉山アナウンサーが「映画にかけた思い」や「エヴェレストでのロケ時のエピソード」などを出演者に問いかけて進行。

その後、フォトセッションを終えると出演者は退場。
舞台の入れ替え準備を経て、いよいよ映画の上映です。

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いや、ほんとに画力がなくてすいません・・・。
何も伝わらないと思いますので、来月に公開される作品を是非ご覧ください。
(ちなみに予告編はこちら

上映時間は約2時間でした。

映画が終了し、さて帰ろうかと思っていると、舞台に再び杉山アナウンサーが登場。

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あれ、まだ何かあるのかなと思っていたら、「ここで再度出演者と、そして原作者の夢枕獏さんに登場して頂きます!」との事。

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出演者(岡田准一さん、阿部寛さん、尾野真千子さん)の再登場も感激ですが、原作者の夢枕獏さんが登場されると聞いて思わず身を乗り出してしまいました。

夢枕獏さんは開口一番「最高!」と一言。
コメント中もしきりに「最高!」と連発されていました。
(ちなみに映画完成時に関係者のみで行われた試写会で夢枕獏さんは感動のあまり号泣されたそうです。)

本当に楽しい一夜でした。

こんな素敵な機会、そのきっかけになって下さったのは『神々の山嶺』をオススメして頂いた方です。
心より御礼を申し上げます。


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『エヴェレスト 神々の山嶺』HP→http://everest-movie.jp/

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今週はこれにて以上です。
更新は毎週月曜日。
次回は2月15日です。
読んで頂きありがとうございました。


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by mamesyakuhachi | 2016-02-08 00:00 | 夢枕獏 | Comments(0)

コンサートのご案内から。

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『バンブーフェス in やかげ ~竹で世界を感じよう~』

【日時】 2015年8月1日(土)12:30開場/13:00開演
【場所】 やかげ文化センターホール(岡山県小田郡矢掛町矢掛2677-1、地図)
【料金】 1000円(全席自由)
【プログラム】 スタジオジブリ作品(森悠也編曲)/渇きの海(三宅一徳作曲)/楽器紹介/町民参加コーナー
【問合せ】 0866-82-2100(やかげ文化センター)

尺八、竹マリンバ、アンクルン等、竹楽器によるコンサートです。
楽器紹介や町民の方の参加コーナー等、音楽をより身近に感じられると思います。
詳しくは、やかげ文化センターのHP(こちら)からどうぞ。

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では、このブログの特別企画「オススメ本を教えて下さい」の第4回目です。

『神々の山嶺』夢枕獏/著(集英社)

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本の感想の前に、ちょっと余談です。
本書を読んで思い出した学生時代のエピソードを一つ。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

二十歳の頃、僕は高知大学に通ってました。

とはいっても本分の学業はそっちのけ。サークル活動にばかり精を出し、真夜中まで部室にこもる不規則な生活。
そんなときサークルの後輩が「歩き遍路に行きませんか」と誘ってきました。

歩き遍路、それはつまり四国八十八カ所徒歩巡礼。
それを達成すれば「悟りの境地」を得るらしい。
おお、それ得たい・・・。

翌年、僕は卒業論文をほっぽりだし、歩き遍路の旅にでました。

徳島県の霊山寺に始まり、香川県の大窪寺に終わる約1200キロの旅。
期間は40日間。
1日のノルマは30キロ。
そして、朝は5時起き。

3日目で「これがあと1ヶ月以上続くのか」と嫌気がさし、1週間たつと体からは半乾きの汗の臭いがし、2週間たつと慢性的な筋肉痛になりました。

それでもご褒美の「悟りの境地」を信じ、約40日後ついに最後の札所・大窪寺に無事到着。

ついに迎えた結願。

これでもう一日中歩く必要も、野宿の心配も、早起きの必要もありません。
ああ、早く温泉入ってビール飲みたい。

・・・あ、いやいや、その前に確認する事が。

お待ちかねの「悟りの境地」の結果です。

そう、僕はその時、確かに悟っていました。

それは、

「一度歩き遍路をしたぐらいで悟りの境地になんかたどり着けない」

という事・・・。

そんな簡単に悟れるわけありません。
馬鹿な男です。


前置きが長くなりました。
『神々の山嶺』の感想です。

この小説は世界最高峰のエベレストにとりつかれた男たちの物語です。
歩き遍路と単純に比較はできませんが、世界で最も高いエベレストの頂上に立てば、人は何かをきっと得るでしょう。

しかもそれを前人未到のルートで誰の手も借りずに登るとすれば、得る可能性は急上昇。
もはや悟りの境地は当選確実です。

だって本文にもこう書いてあります。

『頂を踏んだ瞬間に、天上に妙なる音楽が鳴り響き、しずしずと答えが天空よりもたらされる』(下巻369ページ)

なんだ、エベレストに行けば良かったのか。歩き遍路じゃ駄目だったんだ。

そっか、今まで全然気づかなかった。

いやー、それを早く言って欲しかった。

自分は本当に馬鹿ですね。

本当に、どうしようもない馬鹿ですねぇ。

どこかに行くだけで何かを得られると、単純に信じてるなんて本当に馬鹿ですねぇ・・・。


【あらすじ】
ヒマラヤ山脈の麓、ネパールのカトマンドゥ。その街で、深町誠は一台の古びたカメラに出逢う。そのカメラはエベレスト登攀史を塗り替える歴史的遺品だった。
そのカメラに導かれるように深町の目の前に現れた孤高のクライマー羽生丈二。
羽生はかつての名声も過去も捨て、ネパールの地で生きていた---。
世界最高峰の頂、エベレスト。命の危険を冒してまで何故人はその頂点を目指すのか。
着想から20年。著者渾身の感動的長編。

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今週はこれにて以上です。
更新は毎週月曜日で次回は6/29で『田園発 港行き自転車』(集英社)の感想を投稿します。
読んで頂きありがとうございました。


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by mamesyakuhachi | 2015-06-22 00:01 | 夢枕獏 | Comments(2)