出演コンサートのご案内から。
b0145160_22380923.jpg


【紀尾井のようこそ、邦楽!2015 和楽器をやってみよう】
日時 平成27年8月23日(日) 12:30開場/13:00開演
構成 13:00~14:30 ワークショップ(和楽器体験、水道管尺八作り、スランプラリー)
    15:00~16:00 和楽器オーケストラあいおいによるコンサート
    (コンサートのみの観覧も可能です)
料金 小中高生1000円/大人2000円/親子セット券2500円
問合せ・ご応募は紀尾井ホールHPからどうぞ

親子で楽しめる体験型イベントです。
和楽器体験は箏・尺八・小鼓・篠笛・三味線・薩摩琵琶と沢山の楽器を全て体験できます。
(こんなに和楽器が揃っている機会は貴重です。しかも演奏家が直に教えてくれます!)
夏休みの思い出にもなること間違いなしのイベントです。ご参加をお待ちしています。

------------------------

では、このブログの特別企画「オススメ本を教えて下さい」の第3回目です。

『たろちゃん(「僕とポーク」より)』ほしよりこ/著(マガジンハウス)
b0145160_22383082.jpg


ほしよりこの描く「不器用だけど優しい人」が好きです。
出世作の『今日の猫村さん』で言えばスケ番の尾仁子がそうだし、今回すすめて頂いた『たろちゃん』で言えば、主人公のたろちゃんのお父さんがそうです。

『たろちゃん』で描かれているお父さんは現代的な「パパ」ではなく、昔気質な「お父さん」として登場します。
一本気でちょっと亭主関白、でも不器用で本当は優しい。そんなお父さんです。

この漫画のあらすじは、たろちゃん(4歳)がインターネットが欲しいと駄々をこね、それに家族が巻き込まれていく、というお話です。

インターネット(パソコン)をねだるたろちゃんですが、お父さんの反応は好ましくありません。
『ペタンと薄くなる12万円のもんなんか必要ねえんだ!』(17ページ)
とお父さんに叱られてしまいます。

インターネットを否定的に見ているお父さんですが、その後、周囲からインターネットの事を聞くにつれて徐々に興味を持つようになります。

そこから先は実際に読んで欲しいので省きますが、物語の結末には「あったかい、すれ違い」があります。

頑固だったお父さんはインターネットを知るにつれ、欲しいと思うようになります。
でも一方で肝心のたろちゃんは、インターネットより大切なものを手に入れています。

すれ違ってしまうお父さんとたろちゃんですが、そこには暖かな家族の風景があります。
『たろがよ、本当に欲しがってるし』(70ページ)とついつい前置きしてしまうお父さん。
その不器用さが微笑ましく暖かです。

優しい気持ちになれる一冊です。

本書を教えて頂き、ありがとうございました。

------------------------
今週はこれにて以上です。

このブログは毎週月曜日に更新。
次回は6月22日で、『神々の山嶺』夢枕獏/著(集英社)の感想を投稿します。

読んで頂きありがとうございました。

[PR]
by mamesyakuhachi | 2015-06-15 00:01 | ほしよりこ | Comments(0)