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今週もピアノ弾いてます。

気に入ったフレーズを書き留めながら。
CD完成までコツコツ地道な作業です。

ところで先日は師匠である田辺頌山先生のレッスンを受けてきました。
数ヶ月前から練習しても出来ない事を相談した上でのレッスン。
自分で悩んだ期間がある分、先生の言葉と演奏に納得できる事が沢山ありました。
やはりレッスンには準備が必要です。
そして復習を頑張らねば。

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棚橋弘至「棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか」(飛鳥新社)

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前向きな人は苦手なんです。
でも、前向きさの中にその人の葛藤や他人への気遣いを見ると好感を抱きます。

プロレスについて、みなさんはどんな印象を持っていますか。

僕は「汗くさい」「格闘技の名を借りたお芝居」「一昔前のもの」というイメージでした。

本書の著者は新日本プロレス所属のプロレスラー棚橋弘至選手です。
棚橋選手は低迷するプロレス人気の復活と過去の栄光からの脱却に挑戦していきます。

新日本プロレスには黄金時代がありました。
アントニオ猪木に代表されるスター選手の存在、ゴールデンタイムのテレビ放送。
安定した人気と放映収入で試合会場は満員の観客でひしめいていました。

しかしながら、1990年代後半からK-1に代表される総合格闘技の台頭で人気に陰りが見えていきます。

それに伴うテレビ放送の打ち切り、追い打ちをかけるような人気レスラーの引退。
「昔は良かった」「プロレスは終わった」という声が内外から聞こえてくるようになります。

著者が過ごした20代、それはプロレスの低迷期でした。
ガラガラの試合会場、ブーイングの嵐、経営母体の新日本プロレスは旧態依然とした態度。

そんな環境の中でも著者は「会社が駄目だから」「不景気だから」と他人のせいにせず「何か俺にできる事はないのか」「きっと良くなる日が来る」と信じ続けます。

ウェイトトレーニングの改善と筋肉の作り方や魅せ方の研究、美しくも迫力のある技の練習、闘う意味を考えた対戦カードの組み方、そしてファンサービスを怠らず地方営業でも全力をつくす事。

地道で時間がかかる作業。すぐには結果には結び付きません。
著者は弱さに流れそうになりながらも踏み止まり、逆境の中で信念を通します。

やがてブーイングばかりだった会場からは少しずつ棚橋コールが聞こえてくるようになっていきます。

そしてデビューから10年以上たち、遂に辿り着いた満員の東京ドームのリング。
観客と笑顔と歓声、そして心からの棚橋コール。
その中でリングに立った著者の喜びは察して余りあります。


本書の中で著者は「プロレスは負けて輝く事がある」と言います。
そして「いかなる困難に直面しても、鍛えて立ち向かって、受けて、受けて、最後に逆転する。」とも。

努力をしても結果がついてこない事は有ると思います。
でも僕は、人生で最も大切な事は諦めずに努力を続ける事だと思っています。

結果にめげず勝利を信じ、逆境を乗り越えて努力し続ける事。
それは人生の中で最も大切な資質だと思います。

プロレスラーが負けても輝いているのは困難の中でも前を向いているからです。

努力と勝利への執念に裏打ちされている著者の言葉たち。

太陽のような眩しさを感じる一冊でした。


今週はこれにて以上です。
更新は毎週月曜日。
次回は4月13日です。
読んで頂きありがとうございました。

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by mamesyakuhachi | 2015-04-06 00:57 | 棚橋弘至 | Comments(0)