今月はパソコン周りの不調が続いてました。

内臓スピーカーから謎の不協和音。
動画再生中に強制終了。
USBは読み込まずデータは消える…。

そんなこんなで焦ってばかりの6月でした。

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今日の本です。

石田徹也「石田徹也遺作集」(求龍堂)


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読んだ後に最初に思った事は、この表紙はこの画集に合ってるのかな、という事でした。

表紙の作品は1996年に発表した「飛べなくなった人」です。
石田さんの作品の中でも特に有名な作品です。

石田さんの作品は一見すると暗いものが多いです。
そして現代社会への風刺的で普遍的なメッセージも込められていると思います。

でも「飛べなくなった人」などの作品を描いていたときのことを、本人はこんな風に言ってます。


『駅前で拡声器でワーワー言っているのと変わらないかなって思っちゃって・・・。』
『自分の狭い視野で、押し付けているような。』


そして、こんな事も言っています。


『結局絵って見る人によるんです。どんな風にでも。』
『僕の絵を見て、笑ってる、怒ってる、悲しがってる……。そういう人が同時にいるのが理想』


作品にメッセージ性を持たせる事に意味があるのかな…といつしか自問するようになっていきます。


僕は石田さんのこの画集を見て、正直なところ、笑いや明るさを見いだせませんでした。

でも、これから先、僕が生きていく中で石田さんの作品の印象が変わっていったらいいな、と思いました。
暖かいなって思ったり、喜びがあるなと感じたり。
時間を重ねる中で、絵の印象が変わっていくのが理想かな…と、この画集を見て思いました。


その上で、僕が最初に感じた気持ち「表紙がこの画集に合ってるかどうか」
という事に戻るんですが、僕は決して合ってないと言いたいわけじゃないんです。
石田さんの名前を知らなくても、この作品は見たことがあるという方も多いと思うので表紙に持ってくる事は石田さんを知るきっかけとして大切だとも思うんです。

でも、だからこそ判断が難しいなって思うんです。だって僕も作品を知ってから石田さんに興味を持ったので。

この画集を見て、皆さんがどんな事を思うのか知りたいです。


余談ですが、先日まで神奈川県の平塚市美術館で作品展が開催されてたんですよね。

行きたいな、って思ってたのに結局行けずじまいでした。
パソコンを一旦休ませておいて見に行けば良かったな~と少し後悔です。

まぁ次回こそは、と今から思ってます。

今日はこれにて以上です。

毎週月曜日に更新。次回は7月7日です。

読んで頂きありがとうございました。
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by mamesyakuhachi | 2014-06-30 10:53 | 石田徹也 | Comments(0)