この前、自宅近くの書店にいったら良い感じの装丁の文庫がありました。
調べたら、角川文庫のてぬぐいをモチーフにしたシリーズなんですね。

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夏目漱石とか泉鏡花とかありましたが、その中で気になるタイトルの本がありました。

夢野久作「少女地獄」

なんか面白そうです。
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アングラでサブカルっぽいです。(両方死語かな。というか死語も死語でしょうか?)



ところで今日は「ハナレグミ」聞きながら書いてます。
EGO-WRAPPIN'好きなら多分気に入ると勧められたので聞いてみました。

上記リンクの忌野清志郎との「さよならcolor」も良いですし、スカパラとの「追憶のライラック」も良かったです。



今日紹介する本は僕にとって少し危険な感じがする本です。


「死んでも何も残さない 中原昌也自伝」(中原昌也)

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著者は東京・青山にて生まれ、映画と音楽に囲まれ育ちます。
「暴力温泉芸者」というノイズ系のバンドでアメリカデビューし、
その後、小説を書き、三島由紀夫文学賞など3つの文学賞を受賞するという少し変わった経歴です。
この本は中原昌也本人が自身の生い立ちについての談話を新潮社編集部が構成した本との事です。

自伝といっても好き勝手に話した事をまとめてるので、独白という感じでなく、奔放な印象です。
もはや自伝という表現手段も著者の生きざまが出ています。

基本的には「生きてても意味がねえ」とか「世の中くだらねえ」みたいな話です。
多少気が滅入りそうになりましたが、話し方に適当さや、いい加減さが漂っていたりします。
もちろん本人は真面目に語ってるんでしょうけど、ギャグにしか聞こえないところもあって面白いです。
「ゾンビはいい」とか日常会話に出てこないですし。

それで、なぜ僕にとって危険かというと、まともに読んでると「人生くだらねえ」みたいな話から影響受けて厭世的な気分になるんですよね。語り口は本当に面白くて読み飽きなかったんですけど、他人の影響を受けやすい僕は「生きてても意味がねえ」という気分になりそうで、ちょっと危険かなと思いました。

冷静で自分を保つ事ができる人は大丈夫だと思いますので、興味ある方は読んでみて下さい。


この本の中で印象に残った文があったので紹介します。

「観たくないものを観る感じになるのが重要だった」
「わからないものは、みんな偉そうで高尚なものだと思ったり、通向けのものだと思ったりする。この貧困さはなんだろう」

この文章は今も心に引っかかってます。

いろいろ刺激受けて生きて行きたいと思いました。


今日は、この辺で以上です。

次回更新は8月11日に致します。

読んで頂きありがとうございました。
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by mamesyakuhachi | 2013-08-06 15:08 | 中原昌也 | Comments(0)