カテゴリ:大崎善生( 1 )

台風が来てますね。外は嵐です。

今日はハナレグミのカバーで「Jamaica Song」を聞いてます。
ハナレグミ良いですね。たまに聞きます。


今日は数年前に読んだ作品です。

大崎善生「将棋の子」(講談社文庫)

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みなさん奨励会ってご存知ですか?

日本将棋連盟のプロ棋士育成期間です。
正式名称は新進棋士奨励会。
将棋のプロになる為には、基本的にはこの奨励会に所属し段位をあげて四段になることが必要みたいです。
昇段には年齢制限があり、現在は満21歳の誕生日までに初段、満26歳を迎える三段リーグ終了までに四段になる必要があります。それに達しなかったものはプロの世界を諦めなければなりません。
 
著者は雑誌「将棋世界」の元編集長。当時の編集部の場所は、東京・千駄ヶ谷の日本将棋会館です。その将棋会館は奨励会に属する若者たちの厳しい勝負の場所。

若くして昇段し、華々しくプロになるもの。ギリギリで勝ち残るもの。僅差で敗れる者。

かつては将棋の神童と呼ばれた多くの若者たち。
しかしながら、奨励会の激流の中で天才と謳われた色彩は褪せて行きます。

紙一重で将棋会館を去って行った若者のその後。
作者は敗れた者達のその後を追います。

故郷に帰りパチンコ屋の店員になるもの。
転職を繰り返した後に一念発起し司法書士になったもの。
放浪の末にブラジルに辿り着いたもの。

わずかな差、そして運、巡り合わせ。
渦巻く流れに身を置き、時には委ね、時には反抗し、時には流されていく。

作者のまなざしは優しさを帯びています。
それは壮絶な勝負の世界にかつて生きた若者、青春の全てを将棋に捧げ、敗者となった者への讃歌であると言えます。

僕は勝ち負けだけが全てとは思っていませんが、生きてる中では勝たなきゃいけない時とか
勝つことが正義とか正しい事になる時があると思います。

そして勝っても負けても、その後も勿論、人生は続いていきます。

この本は敢えて敗者に重点を置いた意味で特異なノンフィクションだと思います。

ちなみに将棋を知らない方も楽しめる作品です。


同じ著者の「聖の青春」(講談社文庫)

こちらも面白いです。

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ところで話は変わり

ライブ告知です。

「autumn live vol2 月下美人とオオカミ男 ~秋のお客様感謝day~」

琴・渡邊香澄、尺八・遠藤直幸によるデュオライブの第二弾。

【日時】
11月22日(金)
18:00オープン/19:00スタート
【場所】
中目黒・楽屋(らくや)
http://rakuya.asia/top.shtml
(目黒区上目黒2-15-6、中目黒駅・徒歩5分)
【料金】
3000円(ワンドリンク付き)
【出演】
渡邊香澄(琴)
遠藤直幸(尺八)
ゲスト・岡田幸子(ピアノ)
【内容】
琴の渡邊香澄と尺八の遠藤直幸による2回目のデュオライブ。
今回は「お客様感謝day」と題し、お客様に楽しんで頂く事を第一に、色々な企画を盛り込んだ気軽なライブ。
ポップス、クラシックのアレンジを和楽器にのせ、二人から贈る秋の夜長のメロディーギフト。


今日はこれで以上です。

読んで頂きありがとうございます。

更新は毎週月曜日、次回は9月23日です。
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by mamesyakuhachi | 2013-09-16 10:39 | 大崎善生 | Comments(0)