今日の音楽はbanda magda「Amour T'es La」です。

CD試聴コーナーでたまたま聴いた曲です。


先日、僕の好きなイラストレーターmakomoの本を購入しました。

makomo「ほんきでてきとうに」(gzm art fund)

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てきとうに最大出力、のらりくらりとフルパワー。
makomoのイラスト+コメント集です。作者本人のブログで中身を見ることができます。

makomoのてきとうブログ



本の紹介です。

大竹伸朗「見えない音、聴こえない絵」(新潮社)

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どこからか大きな岩がやってきて、沼にむかってガツンと投げ入れられて水しぶきがあがるような、
そんな衝撃を受けました。

そしてその岩は確かな大きさだけど、自分の沼に入ってから、まだ沈まずに浮かんだままです。

この本は画家の大竹伸朗が創作やそれに向かう衝動をエッセイとして書いています。
2013年11月4日にこのブログで紹介した「ジャリおじさん」の作者でもあります。

本文の気になった文章を取り留めなく引用します。前後の説明を省いて引用しますので、分かりづらいかもしれませんが、雰囲気だけでも感じてくれたら嬉しいです。

『何かの拍子に特定のモノが視覚に入り込んだ瞬間、内側の意識以前の感覚と直結してしまう』『たとえ一本の線であってもそこに自分が関わることで自分自身が見て見たい何かが現れるであろうというおぼろげな確信』

『虫メガネがモノを拡大して見るための道具というよりは、自分とモノの距離を自由自在に一瞬のうちに操作できる変換装置であったのだといった認識が芽生えた』

『そんな写真には、被写体がなんであれ「意味」とはかけ離れた場所にあり続ける「記憶のあり方」といったことをいつも感じ、それが無性に自分を絵に駆り立てることが多い』

『自分が一番興味を持つのは今も昔も進行形の出来事であり、今この世に生きている人々の作り出す作品だ。』『新たな価値観を見つけ出しゼロから組み上げようとする意志、それが自分にとっては大切なことであり、そんな人々の気持ちや思いが自分の中で「芸術」というものに強く繋がっている気がする。』

『今作り出されているもの、それを見たい、今日世界のどこかで生まれたバンドの音を今聴いてみたい、そんな欲求が自分には昔から強くある。それは世の中の「芸術的価値」とはまったく別の場所につねにある。』

『いつも割り切れない。小数点以下の「余り……」が心に残る。残ってはいけないのか?』

『「興奮」がいつのまにか「つじつま合わせ」にすり替わることはよくあることだ。答えは合っているが面白くないということは往々にしてあることで、あまりにジャストなギャグは笑いの反応が少ないことにもどこか似ている。』『本人も「わからない部分」が、実は興奮や面白いと思う気持ちと強くつながっている。』

『そもそも、作り出した作者が作品の一番の理解者だとする前提は、えてしてモノを見えにくくする「常識」という名の煙幕であり、皮肉なことに「本質」というものはこの話のように「ミステイク」や「勘違い」からポロリとこの世に稀にその姿を現わすものだ。』

『それまで経験しえなかった出来事が誰かの内側で起きてしまうその瞬間、そこに僕は「芸術」というものの核を見る。』

『カスレもクソも知ったことではない、すべてをブッチぎる反逆のメロディー印刷全開である。こちらの制作衝動計針はレッドゾーンを一気に振り切った。』



読み終わっても、自分の中に残るモヤモヤ感。
作者が言いたい全部は理解出来ませんでしたが、僕の中で不確かな雲みたいなものが現れて、今にも雨が降りそうで浮かんでいます。

たとえば「手段」と「目的」

「目的」が「手段」に入れ替わったり、いつの間にか「手段」自体が「目的」になってしまっている。
それなら視覚や聴覚や嗅覚や味覚を一度取り払う必要があるのかもしれません。

でも、その「手段」がいつの間にか「目的」にゆっくり近づいてきてしまう。

そうなってしまえば、有効だったはずの「手段」はパフォーマンスの一部になってしまう。

僕の中のグニャグニャした雲は形をゆっくり形を変えながら、雨になりそうで、でもなかなか降り出さない感じがします。

沼に浮かんだ硬質に感じていた岩は、近づいてみれば発泡スチロールの岩なのかもしれません。



…なんか思ったままに、感覚だけで書きました。

分かりづらいですよね。書いてる僕本人もよく分からない部分があります。

でも作者の創造への衝動は僕の中に確実に何かを残しました。


今日はこの辺で以上です。

更新は毎週月曜日。

次回は12月23日です。

読んで頂きありがとうございました。
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by mamesyakuhachi | 2013-12-16 10:21 | 大竹伸朗 | Comments(0)

今年もあと2ヶ月ですね。

今日の音楽は山崎まさよし「江古田」です。


先日、江古田駅の北口界隈をうろうろしていたら、見慣れないちょっと不思議なお店がありました。

佇まいは昔ながらの商店風(豆腐屋風?)なんですけど、入り口にナース服やら年代物とおぼしき洋服が並んでいました。
その奇妙な雰囲気から「きっとこのお店は父と娘が無理やり一つの店で商売していて、父親は頑固に豆腐を作り、娘は自分の好きな洋服を勝手に売ってるんだろう」と思いました。

面白い店だな~と思いながら、フラフラ中に入りました。

入ってみたら、予想はハズレで、単に居抜き(もとの店舗をそのまま使ったお店)で雑貨屋を最近オープンしたみたいでした。

昭和風、古風、日本風なものが中心のようです。個性的でインパクトがあるお店で良い感じです。

ちなみにホームページありますので紹介します。

ガラクタや ネバーランド

店主、曰わく「自分の好きなものを自由に並べた、普通のお店。でもお客さんは変わったお店だと言う」との事。



買い物したら店主が声をかけてくれました。

店主と少しだけ普段読む本やら普段聞く音楽の話などさせてもらいました。

そしたら店主オススメの本を教えてくれて、なんと個人的に貸して頂きました。


澁澤龍彦「快楽主義の哲学」、三島由紀夫「不道徳教育講座」、夢野久作「ドグラマグラ」(漫画版)
の三冊です。まだ全部読んでませんが、面白いです。澁澤龍彦とか書いてることがぶっ飛んでて本気なのかなこの人…?と思いながらも、興味深く次々読めます。三島由紀夫は読んでいたら、なんか中原昌也を思い出しました。


それで、こちらも借りたお礼と開店祝いにと店主に本をプレゼントしました。
このブログでも以前に紹介したエドワードゴーリーの「うろんな客」です。
一般的に考えれば開店祝いにふさわしくないですが、店主には喜んで頂いたみたいで嬉しいです。

思いがけない出会いで嬉しいです。



今日は最近衝撃的だった絵本の紹介です。


大竹伸朗「ジャリおじさん」(福音館書店)


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これはすごい絵本です。ちょっと感動を覚えます。




ジャリおじさんはいつも海をみて暮らしています。

…そしてある日、クルリとうしろを振り向くと黄色い道があることに気づく。




最初のこのくだりから、完全に好きになりました。

そして絵がすごく良い。美しいです。

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写真じゃ表現しきれないですが、ぜひ子供から大人まで読んで欲しいです。

僕はイマジネーション刺激されっぱなしでした。

色彩感覚と絵柄がすごく良いです。
この世界を音楽で表現するならどうなるんだろうとか考えました。



ここらへんで今日は以上です。

毎週月曜日に更新。次回は11月11日です。

読んで頂きありがとうございました。
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by mamesyakuhachi | 2013-11-04 08:53 | 大竹伸朗 | Comments(0)