なければやっていけない、という思い込み…他、最近読んだ3冊



最近読んで「こりゃ面白い!」と思った本を三冊。

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「寂しい生活」稲垣えみ子(東洋経済新報社)


「あれほど、『なければやっていけない』と信じていた家電が、『なくてもやっていける』どころか、『ないほうがむしろ楽』『面白い』『意外に豊か』という驚きの事実が次々と明らかになったからだ。」(P108)

次々に家電を捨て、気付いたら電気代が月150円台という生活になった著者。

「なければやっていけない」という考えが思い込みに過ぎなかったことに気づかされる一冊。

ちなみに上記引用文の「家電」の部分を他の言葉(たとえば、洋服、友達、仕事など)にかえて読んでみるのも面白いです。

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「すべての雑貨」三品輝起(夏葉社)


東京の西荻窪にある雑貨店の店主が書いた雑貨に関する本です。これが面白くて読み止まらない。

この本に書かれていることは、よくありがちな「好きな雑貨に囲まれた素敵な生活の提案」でもなければ、「雑貨の魅力を再発見」なんてものありません。

今まで雑貨で無かったものが、次々に「雑貨」の定義のなかに侵食され、気が付けば何が雑貨で何が雑貨であるかも甚だ不明になってしまった現代ついて書いた評論風なエッセイ……という感じです。

俺にとっては少し難しいけど、こんな切り口の雑貨に関する本を読んだことなかった。

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「<ふつう>から遠くはなれて」中島義道(青春出版社)


哲学者・中島義道の本です。
ふつうじゃない、むしろ偏屈な中島義道の語録集ですが、へこんでるときに読んだら元気になった本です。

「きみは理不尽に報われ、理不尽に救われる。きみは理不尽に成功し、理不尽に失敗する。きみは理不尽に幸福になり、理不尽に不幸になる。」(P198)

努力が必ず報われるわけでもなければ、正直に生きていても不幸になることはある。そして何もしてないのに幸せになったりする。というのは年を重ねるごとに実感しています。

そんな理不尽を存分に味わって生きていきたい人のための本です。

この本が気に入ったら中島義道の他の本(「孤独について」「カイン」など)も読んでみると面白いです。


以上三冊。


コンサート案内を1件。
今週土曜日。場所は小石川です。食事つき。

「koto concert 5th」

2017年7月8日(土) 15:00オープン 15:30スタート
《場所》イタリアンレストラン・青いナポリ/東京都文京区小石川3-32-1 2F(グーグルマップ
《料金》¥5000円(演奏後にイタリアンブッフェつき、ドリンク代別)
《出演》神崎歌子、田辺雅美和、中島裕康(以上、箏と三味線)、遠藤頌豆(尺八)
《曲目》海の見える街、夏色のアダージョ、四季の眺、桜ゆらら

食事とっても美味しいです。遠藤の大人気(?)MCも楽しめます。

聴いてみたい方は→ oxyges8nugue@yahoo.co.jp までご連絡下さい。





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by mamesyakuhachi | 2017-07-03 00:01 | 複数著者など | Comments(0)