2017年 06月 26日
美術書の専門店アルテリアに行ってきた。展覧会に行きまくっていたら、家でも美術を楽しみたいという気持ちがムクムク湧いてきました。
と言っても絵画を買う余裕なんてそもそもないし、画集だって値段は高い。
じゃあ古本なら少しは安いに違いない、そう思って探し出しました美術書専門の古書店。
東京の飯田橋にあるアルテリアというお店です。
敷居たかそうですけど、たくさんの画家の作品があるみたいだし、行ってみよう!
……チャリで!
野を越え、山越え
はい、40分かけて到着です。
入るぞ…、と思ったら
まさかのク、クローズ??
HPには平日19時までって書いてるのに…(行った日は平日の18:30頃)
うーん、でも中の灯りはついているから、意を決してGO!
……そしたら、ちゃんと営業中でした。
ちょっと緊張しながら入ると、意外にも満面の笑顔で迎えてくれたの店主さん。
(ちなみにクローズの札はうっかりしていただけ、とのこと)
店主さんの笑顔に背中を押されて、目当ての画家を聞いてみることにしました。
「あ、あの、サイ・トゥオンブリーありますか?」
「ああ~、ありますよ。このまえ売れちゃったから少しだけ、ですけど」
そして三冊みつけて頂きました。その中に特に良かった画集が一冊あったんですが、値段が2万円越え……。
思わず「高いっすね~!?」と口がすべってしまったのに、店主さんは少しも嫌な顔をせず「そうですね~」と笑顔のまま。
そんな姿勢にまた背中を押されて
「パウル・クレーはありますか?」と聞いてみたら
「ありますよ~。こっちですよ~。」とのお返事。
ということで見つけたのが下の図録。
きっと高いんだろうな……と思ったら
なんと600円。
えっ…!やすっ!
店主さんいわく「この図録は佐谷画廊という所で開催された展覧会のときのものです。佐谷画廊は今無いのですが、すごく良い画廊だったんですよ。」
とのこと。早速購入。
続いて、店主さんに現代美術のオススメを伺ってみたところ
「うーん、オススメって難しいですね。ご自分で見て選ばれるのが良いと思いますよ~」
とのお言葉。そりゃそうですよね。
そんな中でお店の中から選んだのが下の二冊
左が「セゾン現代美術館コレクション選」で右が「抽象表現主義展」の図録です。
中を開いて見ると、
いいっす!
こんな立派な本なのに値段はそれぞれ1000円前後でとてもお手頃。
家でパラパラめくれば僕の生活にも潤いが生まれること間違いなし(!?)です。
よし、今度はお金を貯めてサイ・トゥオンブリーを買うぞ。
……というよりアルテリアで自分の好きな絵を探すだけでも楽しい時間かもしれない。
また行ってみよう~。
by mamesyakuhachi
| 2017-06-26 00:01
| 美術