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ニーチェ詩集 言葉の先にあるもの

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ある週末の夜。

時間が少し空いたので都内のカフェで読書タイム。

以前に図書館で見つけて気になっていた本…。

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本を開いたときの優しいぬくもり。

言葉がたちすっと心に入って来る。
そんな予感…。

「星と永遠にひとしく
 彼はいま高みに生きている、生が逃げ去る高みに」

19世紀を生きたニーチェ。
時を越えて心に届く言葉がきっとある。

見上げれば夜空には月。
素敵な充電タイムになりました。

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……いきなり何を書いてるかと言いますと。

知的そうな本を敢えて取り上げ、その本を読まずに記事を書く」というコンセプトで書いてみました。

私、遠藤頌豆36歳はニーチェをまともに読んだことはありません。

じゃあ、上の文章が嘘かというと嘘ではありません。

まず私は現実に土曜日の夜、時間が少し空いたので(別な言い方をすれば暇を持て余し)スタバに行き、「ニーチェ詩集」を持っていきました。

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そして「図書館で見つけて気になっていた本」と書いてますが、これも事実です。
以下のような経緯があります。

まず私は図書館で当初借りる目的だった「30代からのリアル薄毛&白髪を活かすヘアスタイル」を探し出し、カウンターに直行しようと思いました。

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しかし、その本だけをカウンターに持っていくのはどうしても恥ずかしいため、他の棚で何となく目についた(別な言い方をすれば隠れ蓑として役に立つかもと気になった)本、つまり「ニーチェ詩集」(彌生書房)もカウンターに持って行ったのです。

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そしてスタバで本を開きました。

開くだけなら一秒で出来ます。

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そして、本を適当にパラパラめくり、なんとなく深い意味がありそうな言葉を選び引用。

星と永遠にひとしく
 彼はいま高みに生きている、生が逃げ去る高みに

うーん、言葉がすっと入って来る…予感はする。あくまで予感ですが…。
そして時を超えて心に届く言葉が(人によっては)きっとある。

そしてニーチェが19世紀を生きていた情報はウィキペディアでゲット。やばい、便利、ネット。

さあ、これで本を読まずに何となく知的な雰囲気を醸し出しながら、夢に向かって(若干夢見がちに)生きていく風情の読書ブログが完成です。

大事なのは、とにかく「読んだ」とか「読了した」とか言い切らずに、曖昧な言葉を駆使して読む人の想像に任せることが大事。(……と思います。)

みなさんも臆せずに難しそうな本を紹介しまくりましょう!


ちなみに

「読まずに読書家ぶりたい」「本に興味ないが、人から読書家に見られたい」という方には以下の本を参考書としてお勧めします。

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「バーナード嬢曰く。」施川ユウキ(一迅社)

では、また来週月曜日に。

(なお、この記事は書物という敷居の高いものに親しんでもらいたい、という気持ちを目的に書いたものです。どの本にも固有の魅力や位置づけがあると思っていますので、難しそうな本であっても読みたい気持ちを大切にして、様々な本にふれて欲しいと思っています。)




by mamesyakuhachi | 2017-01-09 00:01 | ニーチェ