図書館コンサート【第七弾】無事終了 & 今年のベスト本・前編



b0145160_19053350.jpg


先日の土曜日は私がプロデュースを手掛けている練馬春日町図書館コンサートの第七弾でした。

「リコーダー・トリオ 木の音のぬくもり」と題して、リコーダー奏者三名の方に演奏をお願いしました。

写真左から、宮里安矢さん、福岡恵さん、高橋明日香さんです。
ちなみに一番右の私が持っている楽器はバスリコーダーという楽器でアルトリコーダーの1オクターブ下が出る楽器とのこと。
初めて生で見ました。

プログラムはバッハ、モーツァルトから現代のリコーダー曲まで幅広く演奏してくださいました。
リコーダーの音色がコンサートタイトル通り「木の音のぬくもり」を感じさせて、図書館の雰囲気にとても合っていました。

そして、私遠藤はブックトークを担当。
今回は「【本のタイトル当てクイズ】書き出しから推理して書名を当ててみよう。 」と題してお客様にも参加して頂けるクイズ形式でブックトークを行いました。
皆さん真剣にクイズに取り組んでくださったので、とても盛り上がりました。

コンサートにご来場くださったお客様、演奏者とスタッフの方々、ありがとうございました。

ーーーーーー

ところで12月も中旬です。

年末という事で、今年読んだベスト本を発表したいと思います。

今週は前編。

今年読んだ本(数えたら現時点で109冊)の中から10冊を選び、ランキング形式で発表したいと思います。


【第10位】

b0145160_20054661.jpg


「とんび」重松清(角川文庫)

泣ける本を教えて、と言われたら真っ先に勧めるのがこの「とんび」です。
今年読んだ中では、ぶっちぎりで泣けました。
重松清は「流星ワゴン」や「ビタミンF」など映像化作品も沢山あるので知ってはいたのですが、なんとなく俗っぽい雰囲気がありそうで敬遠していました。読んだきっかけは知り合いの読書友達が「ホリエモンが獄中で読んで号泣した」という情報を教えてくれたこと。
読んだら本気で泣きまくり。不器用で真っすぐな主人公……ああ、思い出すだけで泣けてきます。


【第9位】

b0145160_20060363.jpg

「現代アート、超入門」藤田令伊(集英社新書)

美術館が好きで、月1回くらいは展覧会に行きます。でもたまに思うのは「よく分からなかった」という事。特に現代アートの展覧会では理解の範疇を越えるものもあり、自分の感性の乏しさや知識の無さを感じてしまいます。
でも本書を読むとそんな不安も吹っ飛びます。分からない作品は素通りしても構わない、知識は後からついてくる、と語りかける本書は現代アート初心者の私にとってまさに目から鱗。この本を読んで現代アートの展覧会に俄然興味が湧きました。


【第8位】

b0145160_20062304.jpg

「仮釈放」吉村昭(新潮文庫)

池袋にある古書店「ますく堂」の店主が強く勧めていた一冊。店主直筆の帯には「ラスト5ページは最後まで決して読まないで下さい」との文字。
この小説は殺人を犯した無期刑の囚人が、長い刑期を模範囚として過ごした後に仮釈放を許され、社会復帰に向けて歩み始める姿を描いた作品。
ラスト5ページは確かに最後まで読まない方がいい。まさかと思ったけど、何ともやりきれない気持ちになります。内容を書きたいけどネタバレになってしまうのでここでは控えます。


【第7位】

b0145160_20061110.jpg

「学校では教えてくれない 人生を変える音楽」著者複数(河出書房新社)

音楽に関する本を探していて見つけたのが本書。柴田元幸、町田康、辛酸なめ子に又吉直樹。好きな作家のオンパレードにして文章も秀逸。中学生向けではあるけど大人が読んでも充分楽しめる一冊。特に角田光代の文章が好きで何度も読み返してしまいます。
「ほかのだれもわかってくれなくても、みんながださいと言っても、恋人が認めてくれなくても、その本物を手放さないでください。その音楽は、書物より何よりも実際的に、あなたを助ける。困難なときに、救ってくれる。そうしてあなたの一部になる。強く、へこたれない、うつくしい一部になる。」


【第6位】

b0145160_20425809.jpg

「コンビニ人間」村田紗耶香(文藝春秋)

アメトーークの読書芸人の回でもオススメ本として紹介されてましたが、僕も勧めたい一冊です。
この本の魅力は読者に判断をゆだねている部分が多いという事です。
悲劇とみるか喜劇とみるか、希望と見るか絶望とみるか、それらは読者が勝手に判断して良いと思います。
ちなみに私遠藤は希望のある悲劇だと思ってます。

ーーーーーー

以上10位から6位まででした。
来週月曜の更新ではベスト5を発表します。

読んで頂きありがとうございました。




[PR]
by mamesyakuhachi | 2016-12-12 00:01 | 尺八と生活 | Comments(0)