【文学のタイトル当てクイズ】紹介文から推理して書名を推理してみよう!



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文庫本の裏表紙には、本の内容を紹介した文章が書いてあることが多いです。


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この部分です。

拡大すると


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負けん気が強く、いたずらが過ぎたために両親から可愛がられなかった“坊っちゃん”。学校を卒業し、唯一、面倒を見てくれた清(きよ)と離れ、一人で四国の中学校に赴任する。(後略)」

なんて書いてあります。

この文章だけで皆さん何の作品か分かるでしょうか?
おそらく本を読まない人でも分かる人は多いと思います。

そう、この本は夏目漱石「坊っちゃん」です。(角川文庫版)


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この紹介分には作品の内容や魅力が書いてあります。

そして逆にこの文章から何の作品か類推することも可能です。

今週は文庫本の紹介文を利用して文学クイズを皆さんに出題したいと思います。

題して 

【文学のタイトル当てクイズ】紹介文から推理して書名を推理してみよう!

です。


入門レベルから一流書評家レベルまでの全7段階。

いくつ分かるでしょうか?


1、【入門レベル】

後半が自殺以後に発表された、太宰文学の総決算ともいうべき作品。生きる能力を失い、なりゆきに任せ、廃人同様に生きる男の手記……それはこの世を去るに際してこれまで胸底にひた隠しに隠していた自分の正体を書き残した陰惨な自画像ともいうべきものである。(後略)」

これは多分、わかると思います。
「太宰」の「総決算」ともいうべき作品と言えば、あれですよね。

正解は→こちらです


2、【初級レベル】

昭和のはじめ、瀬戸内海べりの一寒村の小学校に赴任したばかりの大石先生と、個性豊かな12人の教え子たちによる、人情味あふれる物語。分教場でのふれあいを通じて絆を深めていった新米教師と子どもたちだったが、戦争の渦に巻き込まれながら、彼らの運命は大きく変えられてしまう……。(後略)」

これはどうでしょうか?
小豆島を舞台に映画化もされた名作です。

正解は→こちらです


3、【中級レベル】

キューバの老漁師サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。(中略)徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。

著者はノーベル文学賞作家。
近代アメリカ文学を代表する作品です。

正解は→こちらです

ここまでは普段本を読まない人でも分かる人はいると思います。
次のレベルからはやや難しくなっていきます。


4、【上級レベル】

海外留学から帰って大学の教師になった健三は、長い時間をかけて完成する目的で一大著作に取りかかっている。その彼の前に、十五、六年前に縁が切れたはずの養父島田が現われ、金をせびる。養父ばかりか、姉や兄、事業に失敗した妻のお住の父までが、健三にまつわりつき、金銭問題で悩ませる。(中略)近代知識人の苦悩を描く自伝的小説。

「健三」「島田」といった人物名で分かるでしょうか?
ヒントは海外留学(イギリス)から帰国した作家という事。
そして日本人なら誰もが知る文豪の作品です。

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5、【セミプロレベル】

貧窮のうちに無邪気に育ったお玉は、結婚に失敗して自殺をはかるが果さず、高利貸しの末造に望まれてその妾になる。女中と二人暮らしのお玉は大学生の岡田を知り、しだいに思慕の情をつのらせるが、偶然の重なりから二人は結ばれずに終る……(後略)」

いかがでしょうか?
ヒントは前掲の【上級レベル】の著者と双璧をなす文豪の作品です。

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6、【プロレベル】

ものおもへば沢の蛍もわが身よりあくがれいづる魂かとぞみる。愛する男を失った式部が、神の力によって悩める魂を鎮めるべく貴船神社に詣でた折の歌である。この日記は、多くの男性遍歴の中で、とりわけ深い愛情を捧げた帥の宮との恋愛生活を、宮との贈答歌を中心に叙述したもの。(後略)」

古典文学に詳しい方にとっては常識の範疇かもしれません。
ちなみに紫式部日記ではありません。

正解は→こちらです

次が最後のレベルです。
紹介文のみで分かる人はいるでしょうか?


7、【一流読書家レベル】

人生の途上で堪えがたい悲しみに直面したとき、人はその事実をいかに受けとめ、その後の人生をどう生き得るのか。知恵遅れの長男と事故による障害で車椅子に乗る次男―二人の息子を同時に自殺で失った女性が、その悲惨を真正面から引き受け、苦しみの果てにたどりついた生の地平とは?魂の癒しを探り、生きることへの励ましに満ちた感動的な長編小説。(後略)」

ノーヒントでいきます。

わかりますでしょうか?

正解は……

……

……

来週月曜(11月14日)の更新で発表します。

なので、来週も読んでくださいね。





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by mamesyakuhachi | 2016-11-07 00:01 | 複数著者など | Comments(0)