楽譜に書いてある不思議な指示を集めてみた。




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先日練習していたら楽譜にこんな指示が。

「普通に」

ふ、普通に?

……普通ってなんだ?

音程やリズムを普通に演奏せよ、という事なのか?
いや、そもそも自分の考える普通は作曲者の普通と一致するのだろうか?

うーん。
もはや哲学。
言葉の迷路で立ち止まってしまいます。


ところで楽譜には音程やリズム、速度の指示以外にも様々な指示が書き込まれているものです。


今週は過去に出会った不思議な指示をご紹介します。



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「“オエッ” 客席に背を向け吐く真似をする。」

三年前に打楽器奏者のコンサートで演奏した曲です。

本番の会場は東京・渋谷。
近代的な音楽ホール。
満員のお客様。

僕はこの指示を忠実に守りました。

演奏者は時に恥を捨てる事も大切なのです。



次はこんな指示(?)


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ぷぴぷぱー

シュール&脱力です。

この曲、実は歌付きで歌詞の中に「ぷぴぷぱー」という言葉が出てくるんです。
演奏者はその言葉の印象を大切にして、楽器を通して表現する技術、そして漲る音楽への情熱、さらには日々の研鑽と精進が求められます。(たぶん)


次は比較的よくあるこんな指示


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自由に。


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……自由に。


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……自由に!


しかしながら、この自由は「何をしても良い」という自由ではありません。
楽譜に書いてある音程とリズムを意識して、ある程度は「自由に」演奏して良いという制約付きの「自由」なんです。

「自由とは責任である。」

こんな言葉が心に浮かんできます。
もはや「普通に」と同じくらい哲学的です。


続いて番外編。

楽譜には作曲者による指示の他に、リハーサル時に演奏者間で決めた事を書き込んだり、自主練の時に気付いた事を書き入れる事もしばしば。


そんな書き込みから、今読み返すと恥ずかしい書き込みを紹介します。


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はい、書き込みをすることは大事です。

すげぇ大事です。



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かわいいかんじ……それを30代半ばの男性演奏者がやるんだから、もはや災害です。



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平和。
とても大切なこと。
大切なことに気付かせてくれてありがとう。


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そうオレだ。
オレの出番だ。

書いとかないと誰の出番かわかんないからね。


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今週はこれにて以上です。
更新は毎週月曜日。
次回は7月5日です。

読んで頂きありがとうございました。



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by mamesyakuhachi | 2016-08-29 00:01 | 尺八と生活 | Comments(0)