2014年 08月 25日
『あのとき、この本』こうの史代/著、「この絵本が好き!」編集部編子供の頃に絵本を読んで貰った記憶は皆さんありますか?
…僕はありません。
父も母も共働きで、そして実家は兼業農家。
お米に野菜、養蚕業もこなす忙しい毎日。
絵本を読み聞かせる時間はあまり無かったのかもしれません。
まぁ僕は、絵本よりゲームや漫画に夢中でしたけど。
今日紹介する「あのとき、この本」は著名人(総勢71名)の思い出の絵本を、紹介者本人の文章と著者こうの史代さんの漫画で紹介しています。
紹介者は、ねじめ正一さん、谷川俊太郎さん、佐々木マキさん、宮崎吾郎さん、堂島孝平さん、吉田戦車さん、などなど。
紹介者の名前だけを見ても僕にとっては興味津々の顔ぶれです。
紹介者と絵本との出会いは様々です。
幼少時に出会った絵本を紹介する方、
自分の子供に読み聞かせた絵本を紹介される方、
仕事をする中で出会った方もいらっしゃいます。
出会いは様々でも共通するのは「この絵本が好き!」という想いです。
それだからこそ、読んでいる僕も「この絵本読んでみたい!」という気持ちが強くなります。
というわけで、気になった絵本のページに付箋をつけたらこんな状態になりました。
早速、図書館で何冊か借りて読みました。
美しい絵柄の絵本や、文章がリズミカルな絵本、自由で型破りな絵本もありました。
僕が特に好きになったのは長新太さんの「ごろごろにゃーん」と牡丹靖佳さんの「たまのりひめ」です。
どちらも結末らしいものは無いのですが、言葉の使い方がとても素敵で、絵も綺麗です。
紹介されている絵本を実際に読んでから、「あのとき、この本」の紹介文を読んでも楽しいです。
二度楽しめます。
そしてそして、絵本を紹介された方にも興味が湧いてくる良書です。
どんな人でもきっと自分好みの絵本に出会えます。
今日はこれにて以上です。
毎日月曜日に更新。次回は9月1日です。
読んで頂きありがとうございました。
by mamesyakuhachi
| 2014-08-25 01:06
| こうの史代