『お母さんという女』益田ミリ/著

今日の音楽は奥田民生「マシマロ」です。
華麗なユルさ…。やっぱり民生は良いです。

先週11月22日(金)は琴の渡邊香澄さんとのデュオライブ「月下美人とオオカミ男 秋のお客様感謝day」を開催しました。

満員のお客様、そしてゲストのピアノ・岡田幸子さん、スタッフの方々、会場の中目黒・楽屋の方々、誠にありがとうございました。

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お客様感謝dayと題して、演奏の他に、オリジナルグッズ(上記画像のチョコレート)のプレゼントや、お客様から演奏者への質問カードの受付など、お客様と一緒に楽しめるコンサートをしました。


…と言いながら、僕が一番楽しんでいたようです。
お客様からは「遠藤さんが一番楽しんでましたね」との感想も…。

いやいや、その通りです。
僕自身すごく楽しかったです。

コンサート中に頂いたお客様からの沢山の質問カード。コンサート中では全てをご紹介出来なかったので、ここで一つだけ紹介し質問に答えたいと思います。


「猫好きの遠藤さんですが、飼い猫の名前を教えて下さい」


僕の猫にまだ名前は…ありません。吾が輩は猫である、じゃないですが。
実は僕は実際に猫を飼ってるわけじゃないんです。
僕は猫好きなんですが、自宅にいる大好きな猫たちは物語の中の猫達です。(例えば、百万回いきたねこ、ねこぢる、今日の猫村さん、キャッテゴーリーなど)

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僕が好きな物語にはなぜか猫が登場してくるんです。…と言っても「猫」がつくタイトルの本を選んでる時点で確信犯的ですが。

猫は勝手きままにどこかに行ったり、我関せずみたいな雰囲気が好きです。
飼い主に時々は甘えながらも、どこか冷めた遠い目線で世の中見てて、世捨て人な風情…。(世捨て猫?)
そんな雰囲気に惹かれます。

でも、いつか機会があれば実際に猫を飼ってみたいです。
その時は室内だけじゃなくて、猫がうろうろできるように外にも自由に行き来させてあげたいです。

・・・・・

今回のコンサートは昨年に続き第二回目です。

三回目も是非したいと思っています。

真剣に演奏しながらも、MCはゆるゆる。
普段から無駄話している甲斐があるというもんです。

これからも、有意義で少しバカバカしくも真剣、
自分にとって大切で無駄な時間をたくさん過ごせたら良いなと思っています。

そして、ピアノの岡田幸子さんやお客様を巻き込んで行きたいです。


・・・・・・・

そして、二週間ぶりの本の紹介です。

益田ミリ「お母さんという女」(光文社・知恵の森文庫)

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僕の好きな作家・益田ミリが2004年に出版した本です。

この本は益田ミリが自分の母親についての “あるある” みたいなものをエッセイと漫画で綴っています。

裏が白いチラシはメモ帳などに有効利用。明石家さんま出てきたら大笑い。娘が子供の頃好きだったお菓子を未だに好きだと決めつけている。タレントの不幸話にもらい泣き。などなど・・・

益田ミリが自分の母親を娘の視点から眺めて綴っています。

しかし、母親ってどこの家庭も似ているもんですね。

昔、「ダウンタウンのごっつええ感じ」というテレビ番組で「おかんとマー君」というコントがありました。
松っちゃん扮する世話好きのオカンと、それを邪魔に思う息子役の浜ちゃんのコントですが、
あれを見た時「自分の母親とそっくりだな~。」と思いました。

著者の描く母親は、どこにでもいるような、そんなお母さんです。
二人の娘から、もらった誕生日プレゼントは両方とも靴。母は「靴のうえから靴、履かなアカンわ」と明るく笑う。
ご近所さんが手作りしたオシャレとはいえない牛乳パックの小物入れを「器用ねえ」と喜んで部屋に飾る。

そんな日常のひと時を著者は今の自分にそれができるかな~と思いつつ、お母さんみたいにはならないぞ~とも考えたりしながらも、真っ直ぐに喜んだり泣いたりできる母を羨ましく思っています。

マンガの部分だけ読んでも、途中から読んでも楽しめる作品です。

ちなみに同じ著者で2009年出版の「オトーさんという男」(光文社)もあります。

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こちらは「お母さんという女」がほのぼので少し泣けるのに対し、
「オトーさん」の方はちょっと印象が違います。
すぐ怒ったり、機嫌を損ねるオトーサンは面倒くさいなぁという感じで綴っています。

こういう綴り方が益田ミリの良い所だなって思います。
勝手に裏事情を察する感じになるんですが、2004年に「お母さんという女」を出して、いわゆる“ほのぼので少し泣ける”というエッセイが好評だった為に、2009年に「オトーさんという男」が出版されてるという流れがあります。

その流れを考えると、多分出版サイドから著者に対して「前回のように、ほのぼので泣ける感じで…」と言われたんじゃないかなと思います。

でも益田ミリはその期待を鮮やかに裏切るんですよね。
「オトーさんという男」は特に泣ける話はありません。
オトーさんいつもありがとう的な感動話に持っていかないんです。
著者がほんとに素直に父に対して思っている事を、飾り気なく綴っています。
父との思い出は感動や優しさより、面倒くささの方を感じている著者。
それを、ありのまま正直に綴っています。

こういう所に著者の魅力と、仕事と家族に対する誠実さを感じます。

益田ミリの著者は結構読んでいて、また別の機会に他の本も紹介したいと思っています。

今日はブログが結構長文になりました。

ここまで読んでくれた方いるかな~

と思いながら、読んでくれた方がいると信じて…いつもの〆の言葉…

読んで頂きありがとうございました。

更新は毎週月曜日。次回は12月2日です。
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by mamesyakuhachi | 2013-11-25 17:42 | 益田ミリ | Comments(0)