2013年 07月 23日
『ノルウェイの森』村上春樹/著曲は「車も電話もないけれど」です。
ユニコーンといえばメインボーカルは僕の好きな奥田民生ですが、
もともとは僕の姉が学生時代によく聴いてました。
そして姉の上に兄がいるんですが、兄はギターも弾いてバンドもしてて、
音楽もいろいろ聴いてました。
姉も兄も学校ではどっちかというと垢ぬけてた感じのグループに属してたようで、
地味な僕とは違う世界の人でした。
兄が好きだったものの中で今僕が聴いてるのはブランキージェットシティです。
兄、姉がそれぞれ上に書いたアーティストを聴いてた頃、隣の部屋にいた僕の耳にも自然に曲が入ってきました(実家は壁が薄かった)。当時はそんなに良いと思わなかったのに今は好きでたまに聴いているって不思議な感じもします。
でも盆正月に兄や姉と会った時に「今ユニコーンとかブランキー時々聴いてるんだよね」って気恥ずかしくて言えませんが。
ところで、生まれて初めて買ったCDって
僕はMrchildrenのatomic heartでした。
以前飲み会で、初めて買ったCDの話題が出て、atomic heartって言ったら周りから「かっこつけんな」みたいなこと言われ、横にいた後輩が
「これからは、ガラガラへびがやってきた、とかにした方がいいっすよ」とアドバイスしてくれました。
確かに初めて買ったのがミスチルとか、ちょっと周りの目を意識してる感じしなくもないですね。
でも、なんで買ったかって当時(中二)好きだった人が、ミスチル好きだっただけの理由のみです。
さらに痛い思い出ですが、ミスチルのcross roadの歌詞に「傷つけずには愛せない」っていう所があって、当時(中二)の僕は「あ~分かるなぁ」とか共感し、のぼせて友達に言ってましたから、本当に手のつけようがないです。
ところで本の紹介です。
そんな痛い福島での学生時代に読んだ小説です。
「ノルウェイの森」(村上春樹)
今さら紹介することでもないと思いますので内容とか省きます。
この本は高二の時に読んで、また半年前くらいに再読しました。
再読すると印象が変わってることあると思うんですが、僕は印象は変わらなかったですね。
僕の印象は、なにか薄い膜の張った表面を指先でなぞるような感覚の小説という感じです。
浮世ばなれしているといえばそうなんですけど、この作品の良さは現実的でもありながら現実から離れたところで宙に浮いているような所だと思います。
いちいち言葉使いとか単語の選び方が気取ってる感じですが、作品の世界観考えると特に気にならないです。
でもまぁ「ノルウェイの森」紹介なんて今さら感強いですね。
それを読んでた高校生だった僕は男子高に通ってて、女子と話す機会はほぼゼロでした。
大学入ったら主人公のワタナベみたいな大学生活もいいなーとか思ってました。
現実は女性に免疫がなくなり、同学年の人にも敬語使う始末。痛いです。
ところで数年前に松山ケンイチ主演で映画化されてますね。
映画になるっていう制約がある以上、省略しなきゃいけないこともありますし、文字を映像にしてしまいますから原作とは違くなりますよね。
僕の感想は簡単に言えば「良かった」です。映像になる上で自分の思ってた人物像(ビジュアルや話し方)は確かに違うところもありましたけど、原作の世界観を大切にしている感じと表現の仕方は良いと思いました。
という感じで今回は以上です。
次回更新は7月28日にします。
読んで頂きありがとうございました。
by mamesyakuhachi
| 2013-07-23 10:01
| 村上春樹